恐らくヒトがサルから進化し二足歩行を始めた利点は、両腕を自由に使えるようになる事だった。
それまで我々は口を用いて物を移動させていた。
しかし、目の前で倒れている仲間に遭遇した時、それでは救助が間に合わなかった。
敵の為に武器を取る必要があった。仲間を引きずり安全な場所へ連れて行く必要があった。冷え切った誰かを腕の中で温めなければいけなかった。
我々の二本の腕は、相互扶助の為に大いに活躍した。だから、この手は生まれながらに誰かを助ける為に存在しているのだ。
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