だから知的障害のない自閉症をわざわざ「高機能自閉症」と言ったりする。
アスペルガー症候群は自閉症と並ぶ広汎性発達障害の下位分類のひとつで、知的障害を伴わないものを言う。
高機能自閉症やアスペルガー症候群は知能が高いものを指すのではなく、単に知的障害がないものを指す。
高機能自閉症とアスペルガー症候群の臨床経過はほぼ同じ(高機能自閉症はアスペルガー症候群と違い、幼児期に言語発達に遅れがあるが、成長するにつれてその遅れはなくなる)。
経過が変わらんものを細かく分けるのって臨床的意味に乏しいよねってことで、DSM-5からは広汎性発達障害の病名も自閉症やアスペルガー症候群などの下位分類もなくなり、「自閉スペクトラム症」に統一された。