灼熱の太陽が照らす広大な砂漠の中に、男はいた。
動力源が壊れてしまい、直る見込みのない車の座席で、男は干からびるのを待っていた。
男は傍に転がる道中を共にしてきた仲間たちの亡骸に視線を向け、この旅の道程を今一度思い起こそうとしていた。
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