2014年の暮にさだまさしと数えで同い年の親父が亡くなった。62歳だった。
親父が生まれたのが1952年の2月26日で、その44日後の4月10日にさだまさしが生まれた。
あたりまえだが、親父が歳をとってしばらくするとさだまさしも歳をとっていった。
親父が亡くなって初めての4月10日を迎えるまで、〇〇年生まれは××歳というのは不変で絶対だと思っていた。
でもそれは生きている間に限った話で、親父が亡くなってから2回目の4月10日を迎える今日、1952年生まれのさだまさしは64歳になったけど、1952年生まれの親父は62歳のままだ。
それは生者の時間は絶えず進んでいるけれど、死者の時間は止まったままだからで、当然のことだとは頭では理解しているつもりだが、心はパラドックスだと言っている。
4月10日が怖い。
夏目雅子が生きていたら〇〇歳です。みたいなキャッチコピーで 骨髄ドナーバンクのキャンペーンを昔はやっていたね