部下を持つようになって数年経つがやはりこれは真実のようだ。
素早く結果を出すためには焦らないことが大切だ。
急がばまわれである。
だが上司が「急げ」と言えば部下は焦る。
「焦らずに(急げ)」なんて言った日には部下は混乱して更に焦るだろう。
これは仕方のないことだ。
部下は上司に命令されたらまず「その命令が耳に入ったというポーズ」を取らなければならなくなる。
そこで焦ってないかのように振る舞いながらも、上司が常々口にしてきた「急げ」という命令を実行しようとするのだ。
そして気まぐれで追加されたコードによって変数を滅茶苦茶にされたプログラムのようになってしまう。崩壊してしまう。
それを見て上司は「焦るな」「だが急げ」と再び気まぐれなコードを追加する。
そして部下は崩壊する。
それを見て「マネージメントに失敗した」と気づけないのなら部下なんて持たないほうが良い。