2015-10-17

副詞notが否定している対象

「Grammar in Your Pocket Series Introduction」の1節。

A very wise person once remarked, “We shouldn’t teach grammar to a child — not until they are in their teens;

あるとても賢い人間がかつて言った、「私たちは、子供に対して文法を教えるべきではない。彼らが10代になるまでは。」

※We shouldn’t teach a child grammar というSVOOで書いてしまうと、実際に子供が文法を身につけたという結果まで含んでしまう。

●not until they are in their teens

この文章でnotが否定しているのは、後ろのuntil節じゃない。

間違っても「10代になるまでは教えてもよい」などという訳をしてはいけない。

→「教えるべきではない」が2重に否定されていると見て、「教えてべきだ、教えてもよい」などと解釈するのは完全に間違い。

この文章の省略前は、

We should NOT teach grammar to a child until they are in their teens;

Notは、前の文章の省略をしたもの、notという副詞に凝縮したものだ。

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