2013-09-14

アリとキリギリス

あるところにアリとキリギリスが居りました。

アリは勤勉で、夏の間せっせと冬の食料を集めておりましたが、キリギリスときたらどこ吹く風といつも遊んでいるのでした。

遊ぶこともせず四六時中食べ物を運ぶアリを横目に、キリギリスは歌など歌って気楽な生き方をしておりました。

キリギリスさん、そんな風に遊んでばっかりだと将来困ることになるよ、女王アリがそうおっしゃっていたよ」

「いいや俺は今おなかいっぱい食べられるし、歌を歌ってれば幸せから良いんだよ」

アリはキリギリスの将来を思い、かわいそうな奴だと思いました。


さて冬がやって参りました。

今年の冬はことに厳しく、生き物が生きていくのにはあまりにも過酷でありました。

キリギリスは死にました。食べ物備蓄もなかったし、今年の冬はあまりにも寒かったのです。

アリも死にました。食べ物備蓄はあったけれど、今年の冬はあまりにも寒かったのです。

キリギリス死ぬ間際アリのことをふと思い出し、かわいそうな奴だと思いました。

とっぴんぱらりのぷう

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん