小さい頃、「お腹が痛い」というと、父に「お前がそう思い込んでるだけだ」と言われ続けた。そのせいで、30過ぎた今でも、自分が体調がいいのか悪いのか、いつも判然としない。耐えることが美徳の団塊世代から、ずっと耐えることだけを教えられているので、そのせいで自分の好みを自分から選択するということがどうしても不得手だ。だから、いつも部屋が汚い。奇麗にしようとも思わない。今の自分が置かれている環境がいいのか悪いのか、判然としないからだ。
なので、「雨が降ると頭痛がする」とか「ホコリを吸って熱っぽい」とか、自分にそういう現象があるにも関わらず、それをどこかで認められない。自分の体と心が分離してるのだ。