数ヶ月に一回しかしないmixiにログインしてみたら、 知らない女の子からメッセージが届いていた。 「今週末"DD"が初めて○○市でプレイします。 よければ来ませんか?」 DDは僕も大好きなクラブDJで、ジブリのリミックスなんかで有名だ。 でも、僕はクラブ好きな友達も少なく、1人でイベントにいけるほどの強い人では無いないし、 行きたいなぁと思いながら数日を過ごしてた。 そんな時、仕事をしている時に、春ちゃんもクラブ好きなのを思い出して、 彼氏とでもいけばと思ってイベントの事を教えてあげた。 でも、春ちゃんから返ってきた言葉は、 「行きましょうよ」 だった。春ちゃんは結婚も考えてた彼氏と3ヶ月前に別れていたのを僕は知らなかった。 そうして僕らは2人でDDのイベントに行くことになった。 僕はクラブではいつも酔っ払った勝ちだと思ってる。 酔って爆音に包まれて、ゆらゆら揺られて、 青白い朝フラフラしながら帰る。そんなスタイルが大好きだ。 春ちゃんと待ち合わせてイベントに行くと、 まだクラブハウスは閑散としていて、僕らはまったりルームでいろんな事を話した。 そして待望のDDのプレイがはじまると僕らはフロアに行った。 人だかりのなかで春ちゃんと踊る。 正直DDのプレイは僕みたいな初心者にはわかりずらかったけど、 それでも地方都市のクラブとしては盛り上がってたほうだったと思う。 僕と春ちゃんは、最初は少し距離感があったけど、変な男が春ちゃんにあまりに絡むので、 僕は春ちゃんの手を握って踊った。 指って感じるんだなって思ってた。 春ちゃんの事を女の子としてみるつもりは無かったけど、 握っていた手を腰に回して揺れていた時、あぁ抱きしめたいッと感じた。 ぼんやりする意識の中で職場の女の子と来たのは失敗だったかなぁとも考えてた。 ラムをショットで5杯位飲んだときに、 いつの間にかDDのプレイは終わり、僕はフラッフラになっていたと思う。 気がつくと、僕は春ちゃんを後ろから抱きしめながら寝ていた。 クラブハウスから歩いて5分ほどのカラオケボックスに僕らはいた。 正直どんな経緯でこうなったかは覚えていないけど、 あぁ、やっと抱きしめれた。って気持ちでいっぱいだった。 軽くキスをして、抱き合っている内に閉店時間が来てしまった。 しらじらしい朝になった町を僕は歩いて家に帰った。
あなたがどんな事を期待して、この増田を開いてくれたのかはわからないけど、この増田はすべて1人の女の子の為に書かれています。ここでは彼女の事を、仮に「春ちゃん」と呼びたい...
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春ちゃんとクラブに行ってから初めての出勤。僕と春ちゃんは隣同士の席なのだけど、意識してしまってしょうがなかった。クラブで握った手の感触、抱き締めた時の体温、唇の柔らか...