2010-09-03

俺は悩んでいた。会社と家の往復に。何の刺激もなかった。

カッコいいこと言ってるが、その往復では出会いが単純にないからつまらない。会社人間恋愛なんかしても後が面倒だし、リスクがデカイ。

だから恋人探すなら外で探すと決めていた。しかし、なーんも行動しなかったら何も起こるわけない。当然だ。綺麗なお姉さんが俺に一目惚れして「好きです!付き合ってください!」なんてことは宝くじが当たるよりも低いと思う。それに最近ようやく気づいた。

でも外で探すってどうやったら・・。なんて考えていた。出会い系?なんかそれじゃ積極的に探してない気がした。

婚活パーティー?うーん、それも金払ってわざわざ出会いを探す!?なんか違うなー。

だからクラブとかBarに行って、女の子に声をかけよう!と思いついた。なんかハードル高い感じだけど、いきなりナンパよりは低いからやってやろう!と決意した。

しかし、お店に一人で行くことに違和感というか単純に「一人で行っても大丈夫なのかな?」と思っていた。ネットであれこれ調べて、知識武装をしまくった。2chで一人でBarに行く人みたいな内容があったので、「あ、そーゆー人間もいるのね」と安心してちょっと自信が湧いた。

いざ決行当日!仕事帰り。やっぱり当然怖い。わざわざ仕事帰りでスーツの格好で行くことには、理由があった。仕事帰りでちょっと立ち寄ったんですよー。的な雰囲気を醸し出したかったからだ。

そしてネットで調べたBarの前に来た。足がすくむ。若干震えていた。当然自分が知らない場所だから踏み込むのに相当の勇気がいった。しかし店の前をウロウロしてるだけじゃ始まらないので俺はBarに行ってみた。

当然俺は一見さん。Barのマスター的には「ん?一人?見ねぇ顔だな・・・」みたいな顔をしている。当然か・・。しかしそこで負けてはいけないと“Barに慣れてる”感を無理やり演出してみた。

お勧めあります」

「・・いえ、お客様の好みが分かりかねますので・・」

くそっ、失敗か!?なんて色々考えつつとりあえずコロナとか頼んで黙ってじっとしていた。そんな俺にマスターがちょいちょい話しかけてくれた。なんで、一人なの?とかどこでウチの店しったの?とかまぁ、そんな質問。出会い求めてBarに来ました。とは言えなかったが。

出会い云々はいいとして、行動できた俺が若干誇らしかった。これで出会いがありゃ完璧なんだけどと思っていたその時・・

カランコロンカラーン・・

店のドアが開いて女が数人入ってきた!しかも若い!!おおっ!!スゲェ!!なんて心では思いつつクールを決めていた俺。「絶対話しかけてやる!」

最初は、何から話しかければ・・・と悩んでいたがマスター経由で色々話していたらあら不思議。なんかフツーに話せるようになった。マスターに心のなかで感謝した。そして番号ゲットまで出来た。

そして改めて、今思い返してみて、外へ出るってことは素晴らしい。家と会社の往復だけじゃ経験できない事が沢山ある。

そして、環境は作られるものじゃない、自分が作るんだなと勉強できた。大学入って、社会人になってというレールは、ある種自分で決めているようだけど、皆がそうするから自分もそうするというものに近い気がする。俺はそれを自分環境を作ったとは思えない。流れに任せていたらここにたどり着いた的なね。

だから会社女性がいなくて、「あー、この会社出会いがねぇわ。だから恋人もできねぇ!」なんて言っていた昔の自分に情け無さを感じた。自分で無理やりにでも環境を作って出会いを求める!そういう選択肢もあるんだなと。

そう考えればナンパ師ってのは、一瞬にして出会いがある環境を創りだす天才なんだなと。そこには当然失敗もあるだろうけど、ビビって動かない俺なんかよりは遥かに先を行ってる。50歩、いや100歩先を歩いてるだろうね。

まぁ、とりとめがないけどそんなこと思ったよ。

  • そこで出会ったツインテールの女の子にキンタマ蹴られたりして口汚い言葉で罵られた後に「……また来なさいよね。アンタくらいしか、こんなこと言えるやつ、いないんだから」って...

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