2009-11-19

http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009111801000220.html

子ども手当は見直しを OECDの政策提言

 経済協力開発機構OECD)は18日、日本経済政策に関する提言を発表した。鳩山政権が導入を目指している子ども手当について目的と対象を再検討すべきだ」とし、大幅な見直しが必要だとの見解を明らかにした。所得格差是正のための税制改革も求めた。

 東京都内で講演したOECDのグリア事務総長は「巨額の財政赤字を抱える日本には、少子化対策女性社会進出を両立させる一挙両得の対策が必要」と述べ、一律に子ども手当を支給するよりは保育所の待機児童対策などに重点を置くべきだとの考えを示した。

 所得制限を設けない子ども手当には、巨額の財源が必要な一方で少子化対策の効果がどれだけあるか疑問視する見方が出ていた。OECD提言制度づくりに影響を与える可能性がある。

 民主党総選挙で、中学生までの子どもを持つ家庭に1人当たり月2万6千円の子ども手当を支給すると公約鳩山政権は10年度予算で、半分に当たる月額1万3千円を支給する方向で検討している。

 OECD提言は「教育は将来の経済的繁栄への戦略投資だ」と指摘。幼児教育と保育サービスの一元化などを促した。税制改革については、納税額から一定額を差し引く税額控除による減税と、所得課税最低限に達しない人たちへの給付金による支援を組み合わせた「給付付き税額控除」を導入し、所得格差を是正することを盛り込んだ。

いよいよ外野にまで文句を言われ始めたか。

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