2009-11-14

面白い随筆の書き方 (または感情論をいかに方法論的に書くか)


 自分の書いたやつを読み返してみながらブクマが二桁行った記事の特徴をかんがえてみました。
 僕は最近人間関係のことと趣味のことしか書いてないのでそっちの話に限定してしまうんですが、
 とりあえず感情のベクトルが上でも下でも『簡単には突っ込まれない』内容だと結構ブクマがついた気がします。
 もちろんある程度論理展開がなきゃ面白くないんで、必然的に長文化してしまいますが。

 論理展開の話ですが、単純な意見文を書くとき一番手っ取り早い構造は『普通は』『でも本当は』『だからこうしよう』の三点セットだと思います。
 (なんか小学校の作文指導みたいな話になっちゃってすみません…)

 Aという話題がある。
 これに対し“普通は”みんな_____だと考えている。
 “でも本当は”_____だし、_____だといえる。
 だからみんな_____“すべき”だ。


 これの空白埋めれば、とりあえずは筋の通った内容が書けると思いますw
 あとはこれらを言う順番を適当に組み変えたり流れが明確に見えないぐらい文章ぼやかしたりすれば(これは慣れかも)、それなりにまっとうなエッセイが仕上がりそうな気がします。
 ぶっちゃけ今の僕はここまで意識して書いてないですけどw

 実際、エッセイ的な文章の場合、その面白さは筆者の文体か筆者の視点の二つに集約されるはずです。
 (もっともこれは論説・小説でも同じだけど、エッセイでは特にこの二つが突出する、というかそれ以外を突き詰めるといずれは論説か小説なっちゃうので><
 要するにテーマか書き方か、どっちで読む人のこころをひっかけるかって話になるのでしょう。可能なら両方追い求めるのが一番ですが。

 書き方についてはちょっと何をどうするとか言いづらいので、とりあえず『せっかく投稿欄に“確認する”ボタン付いてんだから推敲しちゃおうぜ』と伝えてみます。
 誰であれ、書き上げたらとにかく一度読み返してみると、自分の頭の中にある文章と書かれたそれとが微妙にちがってることはあるはずです。
 そのとき、例えば後半の文章の要求にしたがって前半に布石をちりばめるですとか、いくつか推敲の可能性は見つかることでしょう。
 特に、初見で読んだ時の感触はちょっとした言葉使いで左右されますから…………って、いけないいけない。ライター養成講座やってどうするww

 あと第一段落で何らかのひっかかるキーワードとかどぎついこととか言っちゃうといいかもしれませんねー。
 僕の場合、文章を読むかどうかの基準として最初の方の文章をさらっと読み飛ばした時の“感触”をタイトルと同じぐらい重要視しています。
 だから既存の価値観を否定するような文句を一段落とかに仕込むとけっこう読んでもらえるかもしれません。
 もっとも、こういう仕掛けがうまく機能するのは文章の構成がしっかりしてる時に限るので、これはスパイスぐらいに考えればいいですけどw
 (ていうかそんなうまくいく例のがめずらしいよね……(´・ω・`)

 ついでに小ネタをもうひとつ書いてみると、僕ははてなで何か書くとき(増田はてダも)は必ず<p>タグを除去して自力で<br>をふっています。
 これは『段落勝手に奪い取られ、意味のまとまりが分かりづらくなる』という問題を回避するためです(増田なんかちょう顕著。うっぜえーーー!><;)。
 見た目的にもいい感じになるので、ちょっと試してみるといいかもですー。

 ……と。
 これ以上話していくとマニアックかつ個人的すぎて誰にも応用きかない、
 それどころか努力したところで気づいてももらえないような文章作法の話に突入するので自粛します…w

 最後に。
 僕が一番ブクマをいただけた記事は、学生生活での体験談をつづったものでした。
 自分たちより上の世代では理解しがたいテクノロジー面での不都合とかについて実感を込めて書いたものです。
 (つーか200も行くとか思いもしなかったぜ……。)
 それを考えると、見知らぬ誰かの気持ちをくすぐるのに大事なのは『自分の血肉となっている体験をネタにする』ってことなのかもしれませんね。
 って、うわー!! 今まで書いた話の意味がうすれちゃった!!><


 参考:増田ブクマをもらうためには
  http://anond.hatelabo.jp/20091114000324

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