2009-10-07

鞆の浦差し止め判決マンセーだらけで気持ち悪い

はてな」辺りを見ていると、鞆の浦差し止め判決の住民側勝訴について

マンセー」な意見ばかりである。

元来、天邪鬼な小生は、皆が皆「マンセー」だと、気持ち悪く感じる。

八ツ場ダムのように「税金無駄遣いな公共事業はやめろ」というアプローチなら、まだ理解できる。

しかし、「気持ち悪く」感じたのは、「景観を守れ」という、極めて個人の主観

属することを、さもはてなーが「国民の総意」のようにすりかえて、

価値観押し付け」をしているところが、気持ち悪い。

もっといえば、宮崎駿監督の「判決を評価する」コメントとの相乗効果。

つまり、「宮崎駿世界観が絶対善で、それが国民の総意」とでも言いたげな

価値観押し付け」が、気持ち悪いのだ。

景観と言えば、東京オリンピック(今回誘致失敗した奴じゃなく、1964年の奴)開催時に、

「屋外に洗濯物を干すのは、来日する外国人から見れば景観を乱す行為なので、控えましょう」

という運動が存在したらしい。

これなどは「洗濯物が干された光景は、醜い」という「価値観の押し売り」である。

それでも景観が大事、と言いたいのであれば、あらかじめ鞆の浦を美観地区などに指定して、

法的手続きに則って保護すればいい。

そういう必要な法的手続きも経ないで、事後的に美観の押し付けをして争う、

そういえば最近これに似た話があったなあ、と思い起こせば、鳩山弟の

東京中央郵便局いちゃもん事件」であった。

あの際はネット世論も「二分」されていたと思うのだが、今回の鞆の浦の件では、

一方的に住民側マンセー

これを「不健全」と思う小生が悪いのか?

宮崎駿の良さが分からないなんて、欠陥人間、かわいそう」ということなのか?

ええ欠陥人間で結構ですよ、映画を見て大して感動もしていないのに、

周りに合わせて「宮崎駿に感動した」と自分ウソを付く人間(結構存在すると思う)

よりマシだと思う。

そういえば、以前会社職場女性2人が「千と千尋の神隠し、あれって何が言いたい映画?」

「さあ~、川をきれいにしましょう、という映画なんじゃない?」という

「間の抜けた会話」をしていたが、世間に迎合して「宮崎映画、感動しました」と

ウソを語るぶりっ娘よりは、「ホンネ」をさらけ出していて、好感を持った。

http://itaru-m.hp.infoseek.co.jp/sport/110.htm 

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