元増田の書き込みを見て思ったこと。
あくまで一つの考え方、程度に聞いて欲しい。
かなり厳しい言い方で仕事の進め方を否定されることが度々あります(私のやり方が下手なんでしょうが)。納得出来ないことも多いですが、私の方に上司を否定するべきでないという意識があり、ただただ「わかりました」と言って上司の言うとおりにやっているのが現状です。しかし、上司からは自分で納得して仕事を進めなさいと言われています。
上司は一応、あなたに「考えて納得して(自分(=上司)の言うように)仕事を進めて欲しい」と思っているようだ。
それならば、あるいはひょっとしたら「もし、自分(=上司)のやり方に異論があるなら、それを述べて貰って構わないし、その上で自分(=上司)を納得させられるなら、検討しても良い。ただそんなやり方(=有効な対案)は存在しないと思うけど。」と思っているかもしれない。
いずれにせよ、あなたがやりたいと思っているやり方と、上司が思うやり方は、あなたと上司が違う人間であるように違うみたいだ。そして多分「あなたにできる仕事のやり方」と「上司がイメージする(おそらく自分(=上司)ならこうやるという)やり方」とは全く違うのだろう。細かく気配りでき機転の利くタイプと、マイペースで大雑把なタイプというのは、組織の中で言えば生かしどころが全然違うので比較の対象とすること自体が間違いだ。どっちかというと、多分上司と部下が逆なら、もう少しうまくいく関係ではあるかもしれない。現状は、非常に不幸な関係だ。
そこで、その不幸を打開するために、あなたには選ぶべきルートが3つある。成功率とか結果にそれぞれ違いがある。
(1)ドジでのろまな亀ルート
一言で言えば自らバカになるルート、と言える。つまり大きな心で、上司の親になった気分で、細かいことに気づかずにおれない上司を温かく見守るようにする。自分のような馬鹿で気の利かない部下をもって出世の道を阻まれてなんと可哀想な人だろう、と、そういう眼で見る。実際に口にも出す。「気の利かない馬鹿でドジでウスノロな部下を持ってしまってホントお気の毒です…」と心からすまない気持ちをこめて言う。「ホント私は気が利かなくて…すみません、また失敗してしまいました。フォローしてください。申し訳ないです。腹を切れと言われれば百回でも切ります。」このルートでの最良の結果は、上司があなたに自分のようになるのを『期待』することをやめて、温かく馬鹿を見守る苦労人になってくれる場合。それは多分現状よりも両者にとってはマシな関係である。ただし、あなたのキャラクターを考えるとそうなる可能性は低く(5%程度であろう)、実際にはあなたが現部署から異動させられるのがオチだろう。最悪の結果としては職を失う可能性もあるので、そうなりそうな場合は早々に異動願いを出すのが吉。ただし、特に何の対策も講じなかった場合、結果としてこのルートを辿る可能性は非常に高い(約80%と推定)。
とりあえず、これまでの自分を全て捨てる。価値観から人間関係に至るまで全てを捨てる覚悟で、上司を命として生き人生の師匠とし、上司の考えを100%理解し受け入れ、上司の望むものを望み上司の目で世界を見るようにする。自己啓発セミナーに通い、上司を教祖として仰ぐ勢いで努力する。このルートの比較的成功した結果は、映画「プラダを着た悪魔」を見て貰うと良いと思うが、適性によってはそれなりの成功を収める場合もある。(好適性の場合成功率は40%程度と推測)ただし最悪の結果としては人格破綻するかキモがられて終わり、という場合もある。そもそもそんなことを上司自身が望んでいない場合も多々ある(50%)のである。
(3)あなた成長ルート
あなたが相手に理解させなくてはならないのは、「上司の言うようにやらなくても(自分なりの)結果は出せる」という論理とその証明としての結果。従ってあなたは自分のやり方で実績をあげ、さらに「なぜそのやり方が自分には合っているか、上司のやり方が自分という人間にいかに向かないか」を説明できなくてはならない。上司ならできても私にはできません、ということを上司に分かって貰うためには、他者を認めるとともに自分を認め、その上で自分にできるベストを理解し努力を尽くすしか方法がない。上司の言うことに「ただただ『わかりました』」を繰り返してるだけのあなたには難しいかもしれないが、それが出来なければあなたの仕事に『先』は無い。
たとえば、口の上手い人はその口を生かして出世するだろう。口べたな部下を持つと「どうしてこういう場面でこういう風に云わないんだ!」と苛々するかもしれない。でも、そこで口べたな部下に求められるのは、本当は「口が上手くなること」ではなく、自分のキャラクターを生かして頭を使い自分なりの『仕事の達成』を導くことだ。できる範囲で上司を見習おうとするのも若いうちはまあ悪いことではない。自分とは違うやり方を真似てみたりすることが、自分の能力の幅を広げるとともに総合的なバランスを養い器を大きくする役に立つ、ということもあるからだ。
ただ、何よりも本質的で重要なことは、自分の得意な系統を見極め正しく修行する、ということだ。自分の性格を把握し自分の性格をその仕事に生かした場合の成功例をイメージしたり手本となる人を見習ったりすること。肝心のそのことが欠けていては、どれだけ頑張ろうが何一つあなたには残らないだろう。このルート、自分という人間をきちんと把握できれば比較的成功率は高い(70%)し、何より失敗した場合もあとにその結果を生かすことができる。世の中で成功している人は、大体このルートを自覚的あるいは無自覚的に通っている。ただ、あなたにその努力ができるかどうか、とりあえず上司に萎縮しているようでは話にならないので一度、本当にキレる前に『理不尽にキレてみる』ことをお奨めする。
できれば衆人の中が良い。あらかじめ壊れても良いコップか何かを用意しておいて、上司にきつい口調でねちねち言わせ、周囲も「ちょっと言い過ぎじゃないの」的になったタイミングを見計らって、思い切りコップを床に叩きつけてみたりすると良いだろう。
「そんなことしてタダで済むわけが…」と思うかもしれないが、ハッキリ言うが、その上司の性格なら100%大丈夫だ。大丈夫でないケースとは「上司が瞬間的に逆ギレし返す」ような場合だが、あなたの言うような「機転の利く」上司がそんな対応をすることは100%無い。多分上司は慌てて別室にあなたを連れ込み、まずは自分の言い方を詫びたり言い訳をしたりし始めるだろう。あなたはしばらくその様子を放置しながら眺めているだけでよい。そのあと上司は、あなたの言葉を求めるだろう。そこで、あなたはしっかりと自分の考えを述べることができる、というわけだ。落ち着いて話し合いをしたあとは、衆人の中に戻り皆の前で上司に頭を下げると良い。それで、多分何事もなく事態は収まる。
マイペースな人間はナメられ易く誤解され易い。たまにそうやって感情を出して見せた方が、周囲としても扱い易いのだ。あなたの評価はむしろ上がるだろう。そして上司は、感情的になった部下を上手に御すことができたことに安堵し満足するし、周囲に自分の力を示せたことで、評価が下がることはないだろう。
まあ、こういう劇薬的なことに頼るというのは良くないが、「イザとなればここまでやる」気でいるだけで、あなたの態度は少し変わり、上司もあなたに一目置くようになるかもしれない。とりあえず100均で易いコップを二つ買い(一つは練習用だ)職場の机に置いてみよう。
愚痴です。愚痴の垂れ流しです。 上の人の意見に言い返せないことが、悔しくて仕方がない。言い返せないというか、気を使ってしまってか、自分を守るためか、思いついた反論を口に...
ふと、「人に褒められずに育ってきた人は人を褒めれない」ってのを思い出した。 結局自分が間違いばかり指摘されながら育ってきたから、 いざ人を育てる立場になったときに、結局同...
上司だけど。 部下と上司の関係って、実はお互い様なんじゃないかと思うんだけど、どうかなあ。 どんな上司にどんな内容の意見をもらっているのかわからないから迂闊な事はいえな...
元増田です。 貴重なご意見ありがとうございます。 自分の上司は、悪い意味で捕らえられるかもしれませんが、とても「要領のいい」方だと思っています。女性の上司です。 周り...
元増田の書き込みを見て思ったこと。 あくまで一つの考え方、程度に聞いて欲しい。 かなり厳しい言い方で仕事の進め方を否定されることが度々あります(私のやり方が下手なんでし...
細かく気配りでき機転の利くタイプと、マイペースで大雑把なタイプというのは、組織の中で言えば以下しどころが全然違うので比較の対象とすること自体が間違いだ。 でも、そこ...
最近の成果主義なのに退職金前提の終身雇用という矛盾した人事制度がほとんどの日本の企業って そもそも大部分の人は出世できないようになってるような気がする。 同期入社100人に...
マネージメント力、コミュニケーション力があればマイペースでもそこそこには出世できるんじゃないの?とも言えるし 一般にマネジメント能力やコミュニケーション能力はマイペー...
おお。難しい球投げるな。 マイペースな人間が要領のいいリア充タイプを出し抜いて 出世競争に勝ち抜くにはどうすればいいと思う? 一番難しいテーマだとは思う。特に「出し抜い...
会社の上司-部下とは違うが、大学の博士課程では、指導教員が学生の生死を決定する権利を持っている、と考えている大学院生です。 こういうロジック: ・博士課程に行くというのは...
何でもいいから、死んで上司にお詫びして喜んでもらいたい、と思う人間がこの世には割といる。俺がそうだ。 仕事をちゃんとやらないといけないのに、仕事ができなくて、で、それも...