2008-04-22

今度は「Wordスパム」が出現、広告をDOCファイルにして添付

トレンドマイクロ2007年9月6日米国時間)、「Word」の文書ファイル拡張子がdoc)を添付した迷惑メールスパム)が出回っていることを明らかにした。製品サービス広告Word文書ファイルに記載して添付することで、メール本文を解析する迷惑メールフィルター迷惑メール対策製品)を回避しようとする。

 2006年以降、宣伝文句などを添付ファイルに記載する迷惑メールが増えている。2006年に出現して流行したのは「画像スパム」。これは、広告などをGIFJPEGといった画像ファイルにして添付するもの。2007年1月には迷惑メールの過半数を占めるに至った。

 その後、PDFファイルを添付した「PDFスパム」や、Excelファイル拡張子がxls)を添付した「Excelファイル」などが出現。そして今回、Wordの文書ファイルを添付した迷惑メールが確認された。

 PDFスパムExcelスパムのほとんどは、株価の操作が目的。特定企業の好業績などを伝える偽情報を記載し、その企業の株購入をあおって株価をつり上げようとする。それに対して、今回確認されたWordスパムは、ある医薬品の販売を目的とした広告ファイル中のリンククリックすると、その医薬品を販売するWebサイトへ誘導される。

 メールの本文には、英語で「このメッセージは、3日するとサーバーから消去されます」と記述。加えて、メールの件名を「3 Days to read(3日間のうちに読んでください)」、添付ファイル名を「Private Message(個人的なメッセージ)」や「Confidential Message(極秘メッセージ)」などとすることで、受信者添付ファイルを開かせようとしているという。

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