2008-01-11

ホームページを作る人のネタ帳が「情報商材」をヨイショした例

知人にこんな質問をよくされます

ホームページの作成の勉強って何から始めればいいの?』

HTMLタグ画像編集とか?』

私の場合は、何から学べばよいのか聞かれたら次のように答えます。

情報販売サイトを見てみるといいよ。

情報を買う側じゃなくて、そのサイトの形を学んでみるといい』

情報販売のサイトには様々なテキストによる仕掛けが満載

ホームページ勉強を、一体何の為にするのかによって変わってしまいますが、こういったサイトの仕掛けにはどのサイトにも共通したルールみたいなのがあるように見えます。

今回はそれを砕いてみる事にします。

そもそも情報販売サイトとは何?

情報販売サイトとは、その名の通り、情報PDF印刷物として販売するサイトのことです。

ある特定のノウハウを自分で作って売っているわけです。

楽にお金を稼ぐ方法等が多いですね。

では情報商材サイトの共通点をまとめていきます。

1)画面上部には目立つ大きな字で、人の悩みや望みに訴えかける強いキャッチコピーが配置されている

これを見ただけで情報販売サイト最近わかるようになるくらい有名ではないでしょうか。

人の悩みや望み、夢に対して直接的に訴えかけてくるキャッチコピーを作るセンスは、どのホームページを作るにしても無いよりあった方がいい。

たとえば次のようなキャッチコピーです。

・あなたはこのままモテない人生のままでいいですか?

・もしあなたが今、簡単に月々50万円稼げる方法が手に入るとしたらどうしますか?

・絶対に○○出来るようになる最強攻略法

ニートでも出来た。毎日海やドライブに行っても、月々100万円稼ぐ方法。

こんな感じのコピーが多いですね。

こういうのって、ブログを書いてるといい訓練になると思いますよ。

2)キャッチコピーは次の見出しまでのテキストを見てもらう為の手段

キャッチコピーは、次の見出しまでの数行を読んでもらうために存在すると言われています。

次の見出しは一体なにをすればいいのか?

それは、又さらに次の見出しまでのテキストを読んでもらうためですね。

サイトの形は

見出し→数行のテキスト見出し→数行のテキストを繰り返します。

この際、見出しの付け方はまた絶妙にうまいですね。

3)とにかく挑発

これは・・・

あまり普通サイトでは使えないですね。

たとえば、本気でこの商材で○○したい人だけが読んでみてくださいとか、実践する気が無ければお売りいたしません等。

4)自己紹介は相手に深い謎と夢を与えてから行っている

突然ですがあなたはこれから100万円を楽に稼げる方法を手にすることが出来るようになります。5分程私にお時間をください。

はじめまして。○○コンサルティングの○○です。

こんな感じですね。

大体この手の販売業者はコンサルティングと名乗るケースが多いですね・・・。

Webサイトにおいても、会社概要や、自己紹介などが大きなスペースをとる必要はとくないと私は思います。

それよりも、そのサイトが一体どんサイトなのかがすぐにわかるような作り方が大事なのではないでしょうか。

5)商材を買う人と、昔は一緒だったという事をアピールする

稼ぐ商材であれば

昔は私も上司に怒られ、少ない小遣いでちびちび生活していました。

もてる商材であれば

昔はわたしもモテませんでした・・・。等

まずは誰でもこの商材があれば変われるんだというイメージをうったえます。

6)ある日突然目覚めた事をアピールする

そんな私ですが、あるきっかけで恐ろしく儲かる方法があることに気が付きました。

そしてこれは誰でも簡単に出来る事だったんです。

この究極の方法が見つかってから、私の人生は大逆転しました。

こんな感じでしょうか。

方法さえあれば誰でも出来るというイメージをさらに強くします。

7)○○を○○するだけで簡単に儲かるよ、モテるよ、成功するよ

この伏字が中盤以降結構出てきます。

気になって仕方が無いです。

一般のホームページでは使うと怒られるかもしれませんけど・・・。

8)チェックマークが必ずある

20070313-2.gif

最大の謎ですが、なぜかチェックマークは必ずどの情報販売サイトにあります。

わかりやすく焦点をまとめる為に使えます。

これはどの一般のサイトでも使える焦点を訴えかけるまとめにつかえる技術だと思います。

が、あまりにも最近情報販売サイトが多用する為、間違われるかもしれませんね。

9)体験談がある

一般の購入したユーザーの声が掲載されています。

これは物販サイトなら、どのWEBサイトにも使える方法ですね。

10)『お申し込みはこちら』が、最後ではなく、そのあとにまた体験談などを紹介する事が多い。

深夜番組通信販売テレビなどでよく使われる手法。

一度購入のチャンスを訴えたあと、さらにクロージングします。

11)すごく縦長のサイトになる

基本的に1ページに全ての情報を入れるイメージ

この1ページを上から下まで見させます。

リンクなどによって読まれる順番を変えられたくないという事ですね。

これは『ニーディング』と私は呼んでいますが、要するに人にそれを購入したあとのイメージをとにかくうえつける事。

ニーディングさえしっかりしていれば、クロージング(説得)はそんなに強くする必要はないという事ですね。

売りたいというサイトは突き詰めると最初からこのクロージングが全面に出ている為、買って買ってサイトのようになってしまいがちですが、このニーディング部をきっちり作ることで、クロージングにたいした手間はかからないんですね。

一般的なサイトであれば、たとえばお米を販売する場合、お米の情報の前にお米の背景の情報。例えば無農薬とは何?とか、玄米が体に良いといわれる理由とかを先に紹介する事で、販売効果が高くなるというイメージですね。

12)なぜか値引いてくれる

必ず定価より安く販売します。

定価もあってないようなものが情報なので、これに関しては一般的な手法とされます。

以上が大体どの情報販売サイトにも当てはまる項目ではないでしょうか。

結構皆さんも見たことがあるのではと思い、この記事を書きましたが、こういう観点で情報商材サイトを見るのもまた面白いですよ。

では。

後書き

私はこの情報販売による商材を買ったことがありません。

ですから、この情報商材に関して、本当に良い情報なのかはわかりません。

ですがサイト構成とテキストの威力はすごいと思っています。

なぜなら私自身この手のサイトを見入ってしまうと商材がほしくなってしまうからです。それだけ人をひきつける仕掛けがあるのが情報販売サイトではないかと

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