2023-10-04

宇津野宮という田舎出張になった

上野から新幹線に乗った。時刻は午後5時をすぎている。通勤ラッシュ直前、東京仙台行きで自由席待ちの列は混み始めている。じっさいに乗り込むと始発からまもないため空席は多めだった。だれもいない3列席窓側席を確保した。発車間際にかけこんできた若い女の子が隣の席にいきおいよく腰をおろした。茶色ジャケットの下からきれいなももが見え、太くも細くもない白い脚はレッドブラウンに染めたバックスキンのハーフブーツを履いていた。さっき待合室にいた彼女に間違いない。花の香りがした。わたしMacBook Proを開けてこんどコンペに挑む建物デザインにとりかかった。

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