とある地方民の話。
ポッキーなんて赤い箱に入ってるものしか知らなかったところ、親戚のお姉さんがマーブルポッキーを買ってきた。
東京みやげのそれは地方民のガキにはありがたいものだった。
どことなく都会的で、野暮ったい赤い箱のポッキーとは違っていた。
学校で「マーブルポッキー食べたんだ!」と自慢していいなあと言われて嬉しかった。
東京へ行ったらマーブルポッキーを買わなければいけないと思っていた。
今思えば何であんなにマーブルポッキーごときに一喜一憂していたのかよくわからない。
でもあの時、確実に東京は異世界でテレビの中のアニメと変わらない場所だった。
今でもポッキーの亜種を食べると思い出す。
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