2023-08-25

死は衝動的で、突発的

俺は未だに思うことがある。

ニルヴァーナカート・コバーン拳銃自殺したのは、そこに銃があったからだ。

酒に、薬に、酔った勢いで頭を打ち抜いたのは、手の届く範囲死ねる道具があったからだ。

もしアメリカが銃の所持を禁止していたら、おそらく彼は長生きしたはずだ。

そして、俺も同じだと思う。

いや、俺だけじゃない。

多くの日本人が、だ。

もし手の届く範囲に、手軽に死ねる道具があったら俺はもうとっくに死んでいるだろう。

これを書いている俺は鬱なのかもしれないし、死にたがっているのかもしれない。

だが痛みを感じる暇もないような死に方を選べない。

臆病者だ。

それでも誰しもが心の中に拳銃を所持している。

頭を打ち抜ける、拳銃を。

その引き金を引いた際の景色憧憬を覚えるのは、きっと何も知らないからだ。

俺は無知のまま死にたい

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