2023-06-13

今思えば母は子供自分を分離して考えられない人間だった

好きなもの買ってあげるよ、と言われたとしても選ぶべきは母の好きなものであって、決して私の好きなものではなかった

母の好みに合うものを選べなければ「好きなもの買ってあげるよ」は終わらない

「それじゃないでしょ」「ほかのにしたら?」「そんなのだめ」

そのうち自分の好きなものがわからなくなった

とりあえず母や友人の好きなものを好きになることにした

そんなある日、母は言った

「それはあんたの好きなものじゃないでしょ」

もうわからなくなった

私の好きだったネコTシャツ

母は男の子みたいだからといって着せてくれなかった

習いたかったピアノ

母は書道教室契約してきた

しかたかわいいシャーペン

母は自分の使い古したシャーペンをくれた

そうしてクリスマスにすら欲しいものがなくなった

母はディズニービデオを枕元に置いてくれた

優しい母

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