2017-05-30

すべてを忘れることのできる権利がある

それは生きていれば誰に対しても絶対に与えられている権利だ。

まりである

死とは世界から自分が失われることではない。

人間だと信じる自分記憶けが消えてなくなるのであって、自らを形作る物質のものがなくなるわけではないのだ。

そのことに気付いてからというもの、生きることの不安が随分と楽に感じられるようになった。

すべての記憶が失われるだけ。

物質は残り、命はまた同じように生み出され続けていく。

自分とは自分自分と信じている連続した記憶が作り出す幻に過ぎない。

死とは、その儚き夢から目覚めるだけなのだ

つらいことすべていつか忘れることができるのだから、これから一生懸命に生きていこう。

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