今は昔の大学のサークルでのお話。
自己紹介を兼ねた名簿を作った。サークルプロフィールと呼ばれていた。
ひとり1ページが割り当てられ、プロフィールや似顔絵や住所、電話、出身地などが記載された。
ちょっとした連絡で大活躍なもので、重宝がられた。
それが出た半年後、伊藤先輩がサークルの例会で怒りの声を上げた。
「サークルプロフィールが流出しているぞ」
「うちは一戸建てだけど、住所を伊藤ビル2Fとサークルプロフィールにだけ書いておいたんだ。誰だよ!業者に売ったのは!」
誰が売ったのか結局わからずじまい。
この事件をきっかけに信用ならないところには、勝手に建物に名前を付けたり、名前をカタカナ表記にしてみたりして、流出経路を確認しておけるように習慣がついたのはいうまでもない。
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