2011-03-08

無菌動物

無菌マウスという生き物が売られている。

体の外も、中も、無菌だそうだ。

作り方を聞いたら驚いた。

まず、妊娠していて生まれる直前のネズミお腹を割き、子宮を取り出す。

子宮の両端を縛って、無菌空気が充満した風船の中に入れる。

消毒薬が満ちた筒の向こう側にその風船があるというイメージだ。筒の中を通れば子宮の外側の微生物は完全に死滅する。

で、その風船の中に子宮が入ってからが勝負だ。

風船の外側から風船を押すと、腕が風船越しに風船内部のモノを触れるようになっている。

船越しに手を突っ込み、素早く子宮をメスやハサミで切り開き、胎児を取り出し、心臓マッサージをする。

うまくいけば、呼吸が始まる。

そこが第一の難関。

で、次に第二の難関。

無菌マウス赤ん坊には無菌ミルクを飲ませないとならない。

マウス用の人工乳なんてないので、マウスから絞るらしい

といっても、マウスから絞るというのも想像もつかない。

聞いてみたら、なんんと驚きのソリューション

まず、授乳中の雌マウスと、乳飲みマウスを大量に用意する。

乳飲みマウスお腹いっぱい乳を飲むと、寝る。

で、十数匹の乳飲みマウスの胃袋を裂けばマウスの乳を大量ゲット。

で、それを適切な方法で滅菌して、無菌充填して、さっきの無菌空気のつまった風船に入れる。

そんな手間隙の塊のような方法で授乳して育て続ける。

離乳さえしてしまえば、餌を滅菌するのは簡単なので育てるのは楽。

はいえ、帝王切開で分娩日より早く産ませると、たかだか二十日しか妊娠期間のないマウスにとってはかなりの早産で、虚弱だったりして育ちが悪いことがしばしば。

そんなこんなで、皮膚にも呼気にも、口の中にもウンコの中にも菌もウイルスもいない動物が出来上がるんだってさ。

すごくないか

で、いよいよこの話のオチだ。

実は無菌ネコも無菌イヌも開発されたことがあるんだってさ。

おそらく同じ手法で。

  • 描写は適当すぎるが無菌状態で帝王切開で取り出すのは事実。残りはでたらめだな。 マウス用の人工乳はあるし、そもそも現在では無菌の里親マウスに育てさせればいいので なんでわざ...

  • いちいちマウスの腹を割いて、乳を取り出して滅菌処理するくらいなら、マウス用の搾乳機くらい作るだろ。常識的に考えて。

  • 後学のために聞いてみたい。 この話のどこがすごいと思ったの? 特にオチがおちてない。

  • http://anond.hatelabo.jp/20110308120932 これと同じことをすれば生で食べられる豚を作れる!

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん