2010-09-27

彼女が急に不機嫌になった

 この間の事なんだが、俺んちで、俺・おかん・俺の彼女の3人でテレビ見ながら飯食ってた。

 ニュース番組ローカル情報コーナーで、どっかの花火大会リポートをやっていたんだが、映像最後花火を見てた人の横顔がどアップで映し出された。

 その顔が、まあお世辞にもあまり画面映りが良くなく、俺とおかんは「綺麗な花火リポートしといてシメにこの映像かよwwww」みたいな感じで笑ってた。まあ、よくある団らんの風景だ。

 だが、この会話に参加せず黙って聞いてた彼女が箸をとめて、いきなり俺とおかんに真顔で抗議してきた。

 彼女の主張は平たく言うとこうだ。

 人の外見的な特徴を笑いの種にするのは許せない。そんな話はすぐやめろ。

 確かに正論だが、俺とおかん楽しいテレビを見ながらの楽しい食事の空気が一瞬固まったので、マジで驚いた。俺は楽しい雰囲気を取り戻すべく、「別にあのテレビの人をは知り合いでも何でもないし、本人に聞こえているわけじゃない。それに悪意があってやっている訳ではない。楽しい食事に花を添えるための歓談だよ。テレビ芸人が出て面白い顔したら笑うだろ。それと一緒。そんなに○○(彼女)が気に留めることじゃないよ」という意味合いの事を、あくまでもにこやかにやんわりと伝えた。

 しかし、彼女は俺の諭しを聞いてますます怒り出した。

「知らない人とか本人に聞こえていないとかは関係無い」

「人の外見を笑う事は絶対に許されない事」

「そういう事を話の種にできる神経が信じられない」

「私は小さい頃からそれは絶対にしてはいけない事だという教育を受けてきた」

 彼女は更にエスカレートし、

「本人に聞こえなくても、そういう発言を耳にする周りの人だって不愉快な思いをする」

「聞こえなければ言ってもいいとかそういう問題じゃない。私は自分の外見にコンプレックスがあるから、そういう話をしている人を見ると、自分も外見の事で陰口を言われてるんじゃないかと思ってしまう」(彼女は別に、極端にブサイクでもなければプロポーションがひどいということも無い)

 この辺でおかんが「まあまあ、○○ちゃん落ち着いて。折角たのしく食事しているんだから」と仲裁に入り、彼女はようやく我にかえり、自分食卓の雰囲気を壊してしまった事に気が付いた。

 この日はおかん手料理を作って彼女を招いた日だった。彼女はしばらくの間おとなしく食事を続けた後、小さい声で

「せっかく呼んでご馳走して貰ってるのに、変な事言って雰囲気悪くしてすみませんでした。私が悪かったです」

 と俺とおかんの両方に言った。しかし一度悪くなった雰囲気がそれで良くなる筈も無い。おかん

「あれだけ言って、その後でちゃんと謝れるって、凄い事だよ。○○ちゃん偉いよ」

 と押し黙っている彼女に声をかけてフォローしていた。彼女はその時間、食事が終わるまで斜め下を向いて料理だけを凝視し、絶対にテレビ画面の方に顔を向けなかった。

追記

de, naniga iitaino?

 分からん分からんからあった事を書いてみた。あの日はモヤモヤしてそれで終了だ。

 いちいち彼女にあの時の事を聞きなおしたりしないし、彼女もそんな事蒸し返してこない。

分かれたほうがいいよ

その女は空気が読めないってこった

今後も付き合っていったらお前の家のことでずっと揉める

空気が読めないというよりかは、価値観が違うんだと思う。

 価値観の違いを感じる事は実は多い。個人単位でも、家族単位でも。

 (さすがに親の前で口にしたりはしないが)彼女は、俺の両親や、俺と両親との関係の在り方に首をかしげている事が多い。

 付き合い続けた時に、家のことでずっと揉めるとは思わないんだけどな。彼女は俺の親父やおかんとは、俺以上に雰囲気良く仲良くやってる。

食卓空気ぶち壊した話は置いといて…。

彼女はきっと増田親子を

「他人の容姿をバカにする人間

と覚えてしまったと思う。

どんな理由をつけても、悪口は悪口でしかないよ。

 いや、悪口ではないんだって。バカにしたつもりもない。人間ひとりひとり顔かたちに特徴あるのは当たり前だろ。

 俺だって正直イケメンではないし、知らないところで人に笑われている事だって当然あると思うよ。

彼女にとって容姿を笑うってのは、地雷ネタだったんしょーね。

 要はそういう事なんだろう。地雷マジ恐い。誓って言うが、たとえ冗談であっても、一度だって彼女容姿をけなしたり、それをネタに笑ったりした事はない。

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