欲しがりませんカツマーさんがフィリップス曲線に物欲しげな視線を送っていたけれどその期待には応えられない、ということをすぐほぼ日手帳にメモっといてくださいよろしく。
失業率と物価上昇率(もともとは賃金上昇率)が統計的に相関する場合があるというだけで、因果関係やメカニズムを示したものではありません。失業率が改善したら物価が上がるのかもしれないし、賃金が上がれば失業率が改善するのかもしれん。
アメリカやイギリスの一時期において当てはまっただけで、相関しない国や時期はいくらでもあります。
失業率と物価上昇率(もともとは賃金上昇率)が直接の因果関係があるのなら、時や場所を選ばないはず。だけどそんなことはなかったので、擬似相関の可能性が高いです。オランダの統計では赤ん坊の出生数とコウノトリの数に正の相関が見られるらしいですが、そんな感じです。
そんなこんながわかった上でフィリップス曲線からなにかを読み取りたいのなら、それはそれでかまわないんじゃないでしょうか。でももし因果関係を主張するならそれニセ科学ってことで。
カツマっていちいち知識が表面的なんだよな…。 コンサル(笑)の悪いところを凝縮したような感じというか…。 たくさん本読んでるみたいだけど、どれもまともに理解してないんじゃな...
なにか明らかに中途半端な聞き齧りの知識で「フィリップス曲線に関する誤解」を振りまいている人http://anond.hatelabo.jp/20100802234031がいると聞いたので、そういった誤解をしないようにし...
フィリップス曲線に対して「あれ因果関係ではなく相関関係に過ぎない」とかドヤ顔で言ってるのを見かけたら、門外漢が知ったかぶりしてるだけだからニッコリ笑顔でスルーしておけ...