年ととれば本音が言えなくなってくるもんなんだね、明智君。
大阪の事務所でたばこ吸いまくって、提案書作って分析やって、東京でプレゼンして、また大阪に戻って提案書書いて、東京行ってプレゼンして。
好きな仕事で、やりたいことで、一生懸命やって、結果もきちんと出て、会社に戻ってそれを横展開するための準備して
本当は充実してるはずなんだけど
はたと立ち止まって、思うことがある。
「自分これでいいんだろうか」なんて。
きっとこの気持ちの源泉は、周りの友人や同期とのつきあいが結婚という行為を通してどんどん変わっていくこと。
それにつきるような気がする。おいて行かれる焦りがあって、自分だけは今になってきちんと物事を決められない呵責とピッタリ背中をあわせている。
今からたった3年前は、女と遊ぶことが生き甲斐のような感じで、罪の意識もなく女を裏切っては次、裏切っては次の繰り返し。
でも、肝っ玉の小さい俺は、本当はそんなことを器用にやって、人を切り捨てるようなことをできるようなタマじゃなかった。
今になって、まじめにつきあってこなかったことの後悔がある。自業自得なんだろう、なんとも思う。
今更ながら、気の小さい自分が前面に出てきてしんどいんだ。
mixiにすら、本音はかけない、こうして匿名の日記に自分の気持ちをはき出してみて
誰にも伝えることのできない、自分の弱さを吐露するしかなくなった。
暗い気持ちが先行するようになっては、人生の展望さえ開けない。
そんなこたぁ言われなくたってわかってんだ。
周りの人とは、まぁまぁうまくやってる。友達もいるし、週末だって予定が入らないってこともない。
なのに、なんで満たされないんだろう。その理由が分からない。
もっと素直に、快活に生きれば。
親譲りの、根暗な性格と、被害者意識の強いこんな気持ちが心を支配して、
俺なんてもんはーさっさと死んだ方がいいのかもね、なんて思ったりもする。
これって鬱って言うんだろうか。
自分が鬱だってことすら認めたくないくらい、プライドが高い自分が大嫌い。
アラサーに入ってから、暗い話にばかりやたら詳しくなった、民夫さんが歌うこの歌詞の一節が
強烈に自分の胸を指すくらい、鮮明に理解できる、そんな心境。
俺、何やってんだか。
スピードのバスみたいな野郎だな。 生きてて疲れない? カッコいい自分演出するのやめてみたら? もう三十路なんだし。 楽になるよ。