自分の性欲の薄さや一度も女の子にアプローチしたことない性格について
この本はそういう考え方の構造について説明してくれて、とても腑に落ちた。
中学のときに初めて気になった子にも、自分が何かアプローチしたら「ご迷惑」だっていう意識で
なんとなく諦めて何も働きかけないまま流して疑問を持ったことが無かった。
高校では少し気になってた子がなんと見るからに拒食症になったんだけど
昔同じクラスで選択授業の同じ机のよしみでちょっと仲良く会話しただけの自分は
心配して声を掛けるのもご迷惑だし自分は相応しくないと思えてとうとう何も言えなかった。
同じ机でどんどん拒食症が進行してウツラウツラしてた彼女は大学進学する頃には立ち直ったらしかった。
多分それを最後の契機に、成長するごと女の子が気になるような感覚自体を鈍磨するように務めていったから、
ちゃんと好きだった子なんかいたことない。
とにかく性欲とか以前に特別な好意を悟られない、むしろ最初から持たない、っていうように生きてきた。
社会人になって女性とすごくリラックスして喋れるようになったのは
鈍磨が完成してどんな相手にも何も感じないようになったからだと改めて思う。
同い年の女性同僚にも「○○さんはエロ本とか持ってたらむしろ見直す」とか言われるぐらいになってた。
経験多いタイプの彼女に言わすと、ムッツリと本当に興味ない奴は見分けられるんだそうな、反応とか視線とかで。
頼まれて女性と二人で少しいい所に食事に行っても(大抵おごらされるんだけど)、変な気分がカケラも涌かないし
いつも遅い時間にせず寄り道もしないでサッサと帰ってた。
こういうとき何か少しは色気出す男もいるんだろうけど自分は非モテだし、などと安住してた。
女性の同僚と2人で食事をしていて「彼女作らないの?」と聞かれて
「この歳になったら(といっても25ぐらいだった癖に)もうそういうのは枯れるんですよ男は」と力説して
相手を不機嫌にさせたのも、すごくナチュラルにやっていた。
その人は先輩のような人だったし自分に対してどうこうは無かっただろうけど
ムカつく態度ではあったらしく、その後しばらく生活態度や仕事の姿勢についてきびしめに怒られるようになった。
ネットでもただイケネタで盛り上がる程度には仲間を確認してたけど、
と最近ようやく疑問を持って、この本に突き当たって、今衝撃を受けている。
時代の切り方とかちょっと乱暴で独断強めだと思うけれど、こんなに当てはまるのは凄い。自分にとっては。
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ただ、頷くところが多くても、この本の結論の「少しずつ自分を変えよう」という勧めの段を読むと悲しくなる。
なにしろ先立つべき性欲というかモチベーションがもう精神的にも肉体的にもチョビッとしか残ってないから。
著者がいうような性欲も性交欲という奴も自分は長年のスタンスで退化させきってしまったと思う。
モニターのモデル見るみたいに「この子は立体的で形のいい頭蓋骨してるな」とか思ってしまう。
まだ30前なのに、40半ばらしいこの著者に性欲や精力負けてるんだろうなーって思うし。
この本にかなりの衝撃を受けた自分としては著者に聞いて欲しいことを書きなぐったけども
著者のブログを発見して、「突然Eメールで送りつけるのか?」というところに思い当たり
今ちょっと逡巡して、結局住み慣れた増田に貼った。
出来れば著者のアンテナに引っ掛かって読んでもらえるといいなと期待する。
それが叶わなくてもどこかには貼っておきたかった。
ブログがあってEメールを公開してるなら直接メールを送ればいいんじゃないの? 著者も感想が欲しいと書いてるということはそれを期待してるわけだし。 というかEメール公開している...
こういう気持ちよくわかるかな 「違うだろ!」ってメールは送りやすいけど 賛同のメールは送りにくいよね、逆にね 「感銘を受けました」なんてこというためだけに送るのは恥ずかし...
http://anond.hatelabo.jp/20100301011346
一応元書籍のURLを貼っておく。 http://www.amazon.co.jp/dp/4839933154
同年代だけど なんか、性欲を見せない・持たないのが紳士であり迷惑をかけないありようだ という抑圧は長いこと受けたよね、誰にだよって言われると具体的にはよくわかんないんだけ...
宣伝乙
俺もまずそれを書くべきだと思ったけど よく読むとこれ、本の内容は全く紹介してないんだよな 作者や出版社の人間が宣伝でこれ書いたならたいしたもんだと思う アピールしたいであ...