2009-11-04

働いていて、幸福なことは「優れた上司」に巡り合えることだ。

「優れた上司」とは、一言でいえば、自分自身も仕事ができて、自分の持っている知識や技術ノウハウを惜しげもなく後輩に教える上司である。そして、部下や後輩の成長を心の底から喜べる人間である。「優れた上司」は、まず仕事に関して「自分の模倣」をさせる。それが基本。その基礎の上に、今度は部下自身のオリジナリティーを積み上げる手助けをするのである。決して、自分クローンイエスマンをつくったりしない。

反対に「ダメ上司」とは、どんな人間か。それはズバリ、「嫉妬心」と「猜疑心」の強い人である。そのタイプは、人間観察の素材としては絶好の対象だから、しっかり見ておくこと。「そうなってはいけない」反面教師として学べばいいだけである。

「いい人」、そんな言葉は聞き流しておいたほうがいい。その言葉を口に出す人はおおむね、「人畜無害」「中身のない人」「自分競争相手にもなれない人」というニュアンスで使っているからだ。もっといえば、「役立たず」くらいの意味さえ込められている。仕事でも恋愛でも、プライベートなつきあいでも、人は自分の脅威に感じる人間に対して「いい人」などとは言わない。

「男は死ぬまで働きなさい」

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