2009-10-30

エロゲ代月5万、実は真っ赤な嘘─極貧生活を強いられる童貞男性

 「bogusnewsの記事は嘘ばかりだ」─こう憤慨するのは、以前bogusnewsの取材を受けた佐藤洋一さん(35)=仮名=だ。実際の生活では、節約に次ぐ節約を強いられ、辛い毎日を過ごしているという。「記事には娯楽に月5万も注ぎ込んでいると書かれていた。そんなにお金があるならどれだけ楽でしょう」

 自宅警備は1日に24時間ハードな勤務の息抜き童貞が選んだのは、エロゲープレイだ。「エロゲーは高い。節約しなければプレイすることも出来ません」そう語りながら佐藤さんは、Shareダウンロードしたばかりの圧縮ファイル解凍するところを見せてくれた。この節約手法も、仕事中に得た知恵だという。

 毎月の娯楽費はほぼ0円。童貞の日課に欠かせないオカズも、極貧の中ではネットから無料ダウンロード出来るゲームコミックから選び取るしかない。無給と言っていい中での厳しいやりくりでは、ネット情報を頼るほかないからだ。今では必需品となったホールも、実は片栗粉とコップで自作しているという。「bogusnewsは、私のハードディスクを見て節約していないと勘違いしたのでしょうね」

 とはいえ極貧生活では、我慢を強いられることも多い。最新機種ゲームは買うことも、ネットからダウンロードすることも出来ず、2ちゃんねる警備勤務でゲームスレを見るたびに歯がゆい思いに苛まれる日々。「お金もなくゲーム自体は楽しめないので、ゲハで宗教論争に乗るしかないですよ」そう語る彼の部屋にあるゲーム機種は、ドリームキャストプレイステーションで止まっていた。

 「贅沢な買い物は出来ないとはいえ…」XXLのスウェットは取材のために買う必要があったそうだ。「今までは服もありませんでした。わざわざ買ったのに、洋服代を節約してると書かれて…そもそも服はなかったのに」

 服もなく、異性との出会いも、纏まった収入も無い自宅警備員という過酷な生活の中、唯一の娯楽はネットという佐藤さん。情報源ネットが頼り。「bogusのような捏造マスゴミより、ネット生の声が僕は好きですね」取材が終わると再び日課の“ネット掲示板での弱者叩き”にのそのそと戻っていった。

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