2009-09-30

喪女にもあった恋愛

最初で最後のラブレター

もうなんて書いたかも忘れてしまったラブレター

とにかく書くときは恥ずかしくて恥ずかしくて「好きです」って書くだけで数十分掛かった。

あの手紙はどうやって渡しただろうか?

友達に渡してもらったような、ロッカーに入れたような、そんな感じだった。

渡したのは5月頭、梅雨前だったがやたら湿った空気で、雨も降ったりしていた。

「付き合ってください」と書いたのかも覚えていない。

ただ、丁度衣替えの季節だったから、中学二年らしく?!こうやって書いたのは確か。

「半そでだったらOKで、長袖だったら駄目」

翌朝相手は上着を着たまま、脱がずにいた。

数人に知れ渡っていたから恥ずかしいに決まっている。

漸くちらっと脱いで、走って教室の前を通ったとき、たしか半そでを着ていた。

一週間後、相手のほうが教室の前で、多分一緒に帰ろうと待っていてくれた。




まちぶせ

一人で帰宅しているとき、何メートルか先に某君の集団が歩いていた。

やたら某君は振り返ってこっちを見ていたけれど、そのうち電車が来たので、某君の集団は走って電車に乗っていった。

私は一人だったので次の電車を待ち、乗り換え駅へ・・・

乗り換え駅で降りたとき、ふと前をみると、友達と一緒だった某君が一人で立っていた。

友達はどうしたんだろう?と思うより先に、得体の知れない予感がして、このまま行かなくちゃと俯いた。

そしてそのまま通り過ぎようとした瞬間、確かに某君は

「(私)」

と呼び止めた。




あれから14年後の現実

どっちの話も、私は逃げました。

後者に関しては一度ならずその後も待ち伏せをされたり(自分が友達としか使わない駅掲示板の前だろか)あったのですが

逃げました。

もし戻れるというなら、当時の自分をぶん殴りたい。未だに本気で後悔し続けている。

ぶっちゃけ、これらは相手にとっては忘れたい話になっていると思う。

逃げた以上にその後散々酷いことをしてしまったから、「酷い言葉でフラれる」という相応の報いを受けて終わった。

今の自分は可も不可もなく、相変わらず恋人いない歴と恋愛してない歴を順調に更新して、年下の野郎をこき使っている。

そこに恋愛感情なぞ皆無というざま。

たまに過去恋愛について聞いてこられたりするが、某君の件以降恋愛しておらず、リア充経験もないので殺ビームを眼でとばす。

まぁそれはどうでもいいが、一つだけ、




ミサトさんな年齢になった自分から、まだアスカレイだった年齢の自分、というかドンピシャな中学生へ一言。
シンジがいうことも一理ある。
肝心な場面では、逃げちゃ駄目だ!

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