2009-01-16

日本民主主義ではないのか?

「生きるか死ぬかの問題なんだ!」

確かにこの季節、外の空気は乾き、地面は冷たい

家を持たず、食事も取れなければ辛かろう

そう、冒頭のこれは派遣切りにあった人が名古屋市の職員に向けた怒号である

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1208999.html

この派遣切りの問題を日本の政治意識から考えてみたい

結論として日本依然とした権威主義なのであると主張する

なぜ日本民主主義ではないのか?

本来彼らはどうすべきであったのか?

ここについて述べてみたい

さて、この切実な叫びに対してネット世論の反応は冷ややかである

自己責任だろ」「また左翼かよ」「むしろお役所の人間がかわいそう」

一方、海外西欧に目を向けるとイギリスのNHSやフランスの学費無料制度などをみると

弱者に対して優しい目を持っていると言えるだろう

なぜネット世論はこれだけ冷ややかなのだろうか

日本人冷血なのか?いやそれはまだ分からない

途上国の現地に足を踏み込み政治制度教育

普及させようと取りくむ青年たちがいる

では、何に対して冷ややかであったのか

それは彼らの政治意識に対してであると思う

嘲笑されたのは彼らの中に根付く江戸時代からのさもしい権威主義

どういうことか

民主主義において権利は国民に対する弁論によって得るものなのである

決して政府への批判だけによるものではない

まして金や暴力によって得るものでは決してない

派遣切り労働者たちがすべきは我々に対する演説なのだ

我々を納得させることによって彼らは保護を勝ち取らなければならない

それが民主主義

国民の皆様、私たちを守ってください 社会保障をもっと広げてください」

こう主張するべきだ

政府は我々が決めたことを行うのみである

政府はいきあたりばったりだ」「税金払ってるんだから仕事をよこせ」

こういった類の批判は古くさもしき権威主義に他ならない

なんのための明治維新であり、なんのための戦後改革だったのか

残念ながら日本野党圧力団体などが弁論ではなく批判しているのを見る限り

日本依然とした権威主義国家なのである

派遣切り労働者の支援者にひとこと伝えておきたい

あなたたちがすべきは政府への陳情ではない

これは「いきあたりばったり」な手段といわざるを得ない

どうするべきなのか

まずは国民に支援を募れ

募金ボランティアを求めよ

法制には時間がかかるそれゆえ政府による支援は制度化されるまでの

一時的なものにしかならない

それまでは我々本人たる国民に支援を求めよ

そして演説をせよ

国民社会保障の充実を訴えよ

国家財政現在逼迫をしており増税なしには充実することはかなわない

彼らの窮状を国民に伝え、増税への同意を促せ

それが民主主義

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