2008-11-11

http://anond.hatelabo.jp/20081111035827

日本精神神経学会によるガイドライン

日本国内における性同一性障害への医療アプローチの基準である、日本精神神経学会の「診断と治療ガイドライン」によれば、性同一性障害の診断は次のように行なわれる。

1. 生活歴の聴取

2. 性別違和感の実態を調査する。アメリカ精神医学会「精神疾患の分類と診断の手引き」第4版 (DSM IV) や 「疾病及び関連保健問題の国際統計分類」第10版 (ICD10) を参考としながら、以下のことを聴取する。

* 自らの性別に対する継続的な違和感不快感

* 反対の性に対する強く持続的な一体感

* 反対の性役割

3. 身体的性別の判定

* 外性器の診察・検査

* 内性器の診察・検査

* 染色体検査

* ホルモン・内分泌系検査

4. 除外診断

* 統合失調症などの精神障害によって、本来の性自認を否認したり、性別適合手術を求めたりするものではないこと。

* 文化的社会的理由による性役割の忌避や、もっぱら職業的利得を得るために反対の性別を求めるものではないこと。

5. 診断の確定

* 以上の点を総合して、身体的性別と性自認が一致しないことが明らかであれば、これを性同一性障害と診断する。

* 半陰陽、間性、性染色体異常などが認められるケースであっても、身体的性別と性自認が一致していない場合、これらを広く性同一性障害の一部として認める。

* 性同一性障害に十分な理解をもつ精神科医が診断にあたることが望ましい。2人の精神科医が一致して性同一性障害と診断することで診断は確定する。2人の精神科医の意見が一致しない場合は、さらに経験豊富精神科医の診察結果を受けて改めて検討する。

診断を受ける段階で生活歴を聞かれて、女の子らしいことをしつづけてないと性同一性障害の診断をもらうことができないから。

(中には反動で過剰に女らしくしている人もいるが・・・)

記事への反応 -
  • 性同一性障害の人はテレビに出てる人くらいしか知らないからかもしれないけどさ 性同一性障害の人って、たとえば性自認が女性で、身体が男性として生まれてきた人とかってさ、なん...

    • http://anond.hatelabo.jp/20081111035827 性同一性障害のブログを読んでみればわかる。 その診断をもらえるかもらえないかですごい不安になってて、中には嘘をついている人もいるから。

      • そういやどこかで、性別の違和感はあるけど別にその手の典型的な事は考えていない人が 医者に嘘付いて手術受けた、と言ってたのを見たなー。 そういう人は案外多そうだね。 元増田...

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