2008-07-19

大分教職採用不正に思う事。

この問題いろいろ報道されてますが、コネで入った先生たちを首にするという

すごいところまでいこうとしている。

はたして今の学校から先生が何人もいなくなってしまう

そのかわりに

本来合格すべきであった人が新たに先生になって教壇に立つメリットって

いったいなんなんだ?

うすっぺらい正義だけか?

授業を受ける子供やそれを見守る親にいきなり「復活」の新任先生がいるより、

コネでもこれまでやってきた先生にみてもらったほうが安心するはずだ。

そういうことを考えると、

先生になった人に重い制裁を課して、

学校を混乱に陥れる必要があるのか非常に疑問が残る。

それから一般企業では、コネなんて当たり前という議論もあったけれど、

公務員とそれとはその前提は違う。

公務員採用たるもの、校正試験であるべきだと思う。

お金の受け渡しなんてもってのほか。

しかし、全体の8割は成績順、

その残りをいわゆるコネの人、としていたという話は

言うほど実害があるようには思えない。

どのような試験でも、合格最低点ライン前後の人は多々いて、

より素質のある人かどうかを1点や2点の差で判断するのは難しいはず。

それが、大学入試のような「学ぶチャンス」を得るためではなく、

仕事として責任をもって、信頼をもてるかどうかを求める試験では

なおのこと、その1点2点の差は大きくはないはず。

それならば、その組織の中で信任の厚い人が認めている人材であれば、

たとえ1,2点分の能力が仮に劣っていたとしても

組織の中でのコミュニケーションスムーズになるという意味では

その人のほうが採るべき適切な人ではないのか?

それから、大分ならば地方だから、下手に、都会から大分なんてどうでもいい先生がくるよりかは、

Uターン地元大学出身の学生を採りたいということもあるだろう。

だからこの事件から教訓とすべきことは

採用の思惑(地元出身者を優遇したいとか)と制度がきちんとマッチしていないということではないんだろうか?

そもそも制度化されていれば問題なかった話であって

そんな裏でこそこそやらないできちんと推薦制度や地元枠なんて作って最初から採用すればいいのだ。

だから下手に先生たちの首を切るより

そのへんからもう一度考え直して試験システムをつくってほしいもんだ。

あ、他の地方もねw

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