集団の中の孤独が苦手だ。
学校で、アルバイト先で、いつもこの問題が自分を苦しめてきた。
周りの人間が楽しそうに騒いでいる中で、一人でいることがどうしてもできない。落ち着かない。
とにかく誰かに話しかけてしまう。話すこともないのに話しかけてしまう。
完全に八方美人になっている。後で思うと、自分が本当に嫌になる。
でも集団の中に属している時は、気分が躁鬱の様な状態になっている。
一人でいることがすごく辛いし、逆に他人と話しているとすごく楽しい。
自分は人が大好きなのかも知れないとも思ったが、集団から一度離れてしまうとそんなことはなくなる。
学校でもバイトでも、辞めた後は殆ど誰とも連絡を取らなかった。
だから集団の中に居たときに出来た友人とは、すぐに友人ではなくなった。
そういうことが環境を変える度にあった。
そこでも自分は気付いたら八方美人になっていた。精神的には他者に依存していた。
半年ぐらいしか勤めていないが、最後の方は完全に常に躁状態で、
当時はここまで自己分析できていなかったのだけど、自分が自分のコントールの範疇に収まっていない様な、
とにかくこのままではおかしくなってしまうんじゃないか、という様な漠然とした不安を感じて仕事を辞めていた。
だから今度は、一人で作業する様な種類のバイトをすることにした。
それは間違っていなかった様で、職場で嫌な自分が勝手に暴走して振る舞うという事はなく、
割と淡々と過ごせていた。
従業員が殆ど年の離れている壮年期の方々であったことも、関係があったと思う。
1年間人との関係が希薄で殆ど一人だったので、今度は集団の中でも一人でいられる自信があった。
でも駄目だった。
自分と同世代の若い人達がわんさか騒いでいるようなところだった。
最初の内しばらくは耐えようとした。
読書をして自分の世界に篭もろうともしてみたが、集団の喧騒の中では文章が全然頭に入って来なかった。
ちなみに集団が全部苦手なのではない。
例えば電車の中では普通に読書できるし、電車の中の人がみんな話していたとしても同じだと思う。
見知ってしまった人間だからかもしれない。歳が近いからかもしれない。正直これはよく分からない。
破裂しそうな気持ちを溜め込んでいたら、ある日話しかけてくれた人がいた。
それまでせき止めていた気持ちが一気に崩れ、雪崩の様にその人に覆い被さった。
その後は連鎖的に、自分でも信じられないほどの積極性で色んな人に話しかけてしまい、
結果的にまた八方美人になってしまった。
今はまたその環境を離れて、前やっていた一人作業のバイトをしている。
今度集団に属する時、果たして自分はまた八方美人になってしまわないだろうか。
自分は元々依存心がすごく強い人間だったけど、年を重ねるごとにそれは弱くなっているし、
八方美人が他者への依存と考えれば、依存心さえ弱くなれば八方美人ではなくなる気がする。
何より今こうして平穏な心持ちでひとりで過ごせている。
あの集団の中で感じていた圧迫感、焦燥、躁鬱がまるで嘘の様だ。
自分は成長したんじゃないか?精神的に自立したのではないか?
でも忘れてはならないのが、以前もこういう風に感じていたという事だ。そして失敗をしている。
「集団の中の孤独に耐える」ではなく「集団の中の孤独に平然としていられる」ようになる為には、
どうしたらいいんだろう…
他人を楽しくさせて、それが自分の楽しみにもなってるんなら 集団の中で躁状態になってもいいじゃない。 周囲から浮いてたりウザがられたり空気読めねーって言われたり 陰でなんか...
浮いてると思います。 何か微妙にズレてるのを感じるんです。 実際には多分自分が感じているよりもさらに浮いてると思います。 その空気を感じつつも、自分では歯止めが利かなくなっ...
何も買い置いてないと何も食べなくても平気だけど、手元に食べ物があると全部食ってしまってダイエットできねーって人みたいな感じ、ってことだね。