2007-09-18

本気で自殺未遂したことがある

http://anond.hatelabo.jp/20070918122513

フリとかじゃなく本当に死ぬつもりでクビ吊ったことがある。もう3年たつよ。

遺書を書くんだけど、周りの人たちへの恨み辛みと自分の弱さを延々と書きつづるの。人については名指しで。

死ぬことで周りが迷惑するとか多少考えるんだけど、とにかく俺の世界を締めくくりたかった。

それでもチンタラと遺書なんて書いていたのは、自分の死の飾り立てだったんだと今では思ってる。死んだら伝わったことを確認することすらできないのだから、遺書ほど自意識の高い行動はない。まあ、自分の死についてずっと考えてばかりなのだし、自意識が異常になるのは当然なんだけど。

遺書には恨み辛みと先述したけれど、恨み辛み書いているうちに申し訳ない気持が湧いてきたので最後の方は謝ってばかりの文章。自分を責めてばかりの文章が続く。

印刷した後、PCHDDフォーマットするの面倒だったから、分解して破壊し、ゴミ袋に入れて捨てた。

それから、携帯にある100件以上のアドレスに一つ一つ想いをはせた。

友人関係を続けていた最愛元カノに「お前のこと、ずっと愛してる。こんな男でごめんな」って感じのメールを送り、電源を切った。

んで、マンション非常階段の手すりのポールにロープ引っかけて、多めに飲んだ睡眠薬が効き始めてきたころにクビ吊った。

つもりだったんだが、どうも俺が発見された(鍵あいてた)とき階段下でグッタリと倒れ込んでいたそうな。発見した人は俺が階段から落ちたのだと思いこんで救急車を呼んだらしい。あとで自殺未遂だったと知って驚いた、と語ってくれた。

どうも朦朧とした意識のなか、ロープを抜け出したようだ。

退院後は警察いったり、開封済みの遺書を親から手渡されて気まずかったり、大変だった。

携帯の電源を入れると元カノからの返事はなかった。それから一切、連絡をとりあっていない。俺の自殺未遂を知らないのか、それとも風の噂で耳にしたかも定かではない。

大好きだったんだけどね、本当に。

結局、自殺未遂で命を失うことはなかったが、大切な友人を失い、遺書を読んだ家族や知人たちとの関係バランスを失い、仕事も失い、独りぼっちになってしまった。

でも、そこまで悲観的にはなっていない。「一度死んだ身だから」なんていう熱血青春漫画な展開ではなく、俺の本音が少しだけ周りに伝わったことによる解放感が、とっても心地よいのだ。

おかげで2度目はない。いろんなストレスから抜けだせて、いまではクビ吊って良かったと思ってる。

記事への反応 -
  • 自殺をする人は、その前に色々な人にお礼を言ってまわることがあるそうだ。 ありがとうございました。おかげさまでもう元気です。お世話になりました。 その気持ちを考えると涙が溢...

    • http://anond.hatelabo.jp/20070918122513 フリとかじゃなく本当に死ぬつもりでクビ吊ったことがある。もう3年たつよ。 遺書を書くんだけど、周りの人たちへの恨み辛みと自分の弱さを延々と書き...

      • でも、そこまで悲観的にはなっていない。「一度死んだ身だから」なんていう熱血青春漫画な展開ではなく、俺の本音が少しだけ周りに伝わったことによる解放感が、とっても心地よい...

        • あまり賛同できないな。 コレがあまり賛同を得てしまうと、現実逃避願望をもっているやつが自殺未遂願望に変わってしまう。 とても危険な体験告白だ。 なんせ、自殺未遂に挑もうと...

      • http://anond.hatelabo.jp/20070918131911 貴様は俺か。 でも自分は遺書を書くこともパソコンのハードディスクを消去することも思いつかなかった。 それだけ精神的に追い詰められていたのだろう...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん