はてなキーワード: 踏み切りとは
せつめいします。両者の一番の違いは「結果の分岐の有無」かな。
例:『仕事場の部屋の隅に硬貨が落ちていました。』
コスト・リターン的思考:わざわざ身をかがめて拾う手間、拾った所で「あ、それオレの」とか言われる可能性、またそこまでして小金が惜しいのか、みたいな目線に晒される可能性、色々考えれば、リターンはコストに引き合わないよ。だからボクは拾わないという判断をした。これはもっとも合理的で賢明な選択肢。(つまり完全な状況判断を行う限り選択分岐はない。道は一つ。)
リスク・メリット的思考:ちょwwwwwwww金落ちてるマジwwwwwww拾えーー!仮に誰かの金だとしてもいーもん見付けたモン勝ちだよって主張してやるzeeeee!
(→分岐例1)ちょwwwwwwww金かと思ったら缶のフタwwwwwwwwwマジオレ最悪!スーツ汚してオレってバカー「え、増田さん何してるんですか?お金だと思った?(笑)ちょっと…もう増田さんてホントにバカなんだからー(笑)」フラグGET
(→分岐例2)ちょwwwww100円!マジ!ラッキー。この100円何に使おう。拾った金だしな。なんか思いっきり無駄なことに使っちゃえー。あ、自販機の前で後輩がポケット探ってる「あ、先輩、ちょっと小銭持ってないすか。サイフ忘れて」良い良い。おごっちゃる。どうせ拾った金だしなあああ「えー、すんません。ありがとうございますー」人望GET。
(→分岐例3)あれ?何コレ、日本の金じゃねーじゃん。誰か落として困ってねえかな。「あー、増田くん、何だねそれ。」あ、なんか落ちてたっす。机の裏に。課長のっすか?「おお、探してたんだ。ありがとう。」なんすか、それ?「これはなあ、ワシが初めての海外出張で…」…以下課長の自慢話。人脈GET、時間LOSS。
(→分岐例4)うわ、ひで、スーツ汚れておかげであとの営業で相手の機嫌損ねて課長にぶつぶつ言われるし、後輩に愚痴ったら「バカじゃないですか」とか言われるし、あの子に「小銭に必死(ワロス」みたいな眼で見られるし、なんかもう今日は最悪??、これも机の裏の硬貨を拾おうとしたことが原因だよほんとにもー。人望、人脈ダウン、フラグ消失。しかし柱の陰から「なにあの人…ちょー変」という目線が…。あなたの人生に新たなキャラクター出現。
……というわけで、アップダウンはあるけど後者の人生の方が絶対タノシイ。で、後者の方に踏み切るときに「自分のためだったら(閉じたコスト・リターンだけ考えたら)やらないけど、ひょっとしたら誰かのためになるかもしれないもんね」と思うと踏み切りやすいよ、って感じ。
大体分かって貰えた?
■高校時代、漏れは電車で学校に通っていたんだけれども登校時はいつも同じ電車、同じ椅子に座って通学していた。
いつも35分間退屈の極地を体感しながら同じ風景を眺めつつ登校していたんだけど、そんな事を2年間続けていたある日、ある踏み切りで女の子がいつも同じポジションで電車待ちしている事に気づいた。
…ショートカットでほっぺたが赤い子。(くらいしか覚えていない)
制服の特徴から友人が言うには山のふもとの集落から線路を挟んだ向かい側に通学しているであろう公立高校の子らしい。
■「いつも同じ場所に居る几帳面な面白さ」とこの電車登校の35分間の恐ろしくヒマさも手伝って、毎日それとなくその子を「ああ、今日もそこにいるな」程度の確認をするのが日課のようになった。
■しかしながら3ヶ月たつとやっぱ飽きる。同じ場所に居るだけだから(;つД`)
それもあり、ある日「まあ、面と向かってる訳じゃないしだからな」とばかりにいたづら心が手伝っていつも石のようにボーっと電車待ちをしてるその子に手を振ってみたらその子は(゜Д゜)という顔をしていた。
ちと愉快だった。
そんな事も忘れてた次の日、その踏切でその子と遭遇すると今度はその子が手を振り返してきた。
予想外の反撃に今度は漏れが(゜Д゜)となった。
■で、その日以来、電車が踏み切りとすれ違う5秒程だけれどその子と変な挨拶がはじまった。
漏れのほうは毎日「よっ!」と手で挨拶したりテンション高い時は馬鹿高校生らしく変な顔したり。
その子は軽く手を上げたり連れの子や仲間が居る時は目で追ったり笑顔で返したり、だった。
でも、今思うとあの頃は絶対にテレパシーがあったと思う。「髪切った?」「うん、髪切った」みたいな事をあの5秒で会話してたから。
雨の日や雪の日もその子はいつもそこにいて漏れもそこにいて1年ちょっとそういうことが続いた訳なんですが結局、漏れが高校を卒業して大阪に出てしまったりゴタゴタしてその「挨拶」はしゅうりょう(;´Д`)
■…のですが、半年くらいたってパスポート更新の為に帰省して大阪に帰る際に「いつもの時間に電車」に乗り、「あー半年なのになつかCヽ(`Д´)ノ」とかおもっていたらあの踏み切りで彼女に再開。(どうも一つか2つ下みたい)
漏れ:(゜Д゜)!!元気か!
彼女:(゜Д゜)!!元気だ!!
みたいな感じでこれが彼女と話した最後だった。
■で、帰省してその電車に乗った際にあの踏み切りの全く変っていない光景を見てふつふつとそういうほほえましい事があったのを思い出した(;´Д`)
あれからもう凄い年数が経過した訳だがあの子は元気なんだろうか。
きっとあの笑顔で笑ういいお母さんになって向こうに見える集落のどこかで幸せに暮らしてるんだろうな、と思った。
■それに比べてこの漏れは(;つД`)ペドで魔改造して幼女好きでさくらたんの制服を買って何するつもりなんだ(;つД`)死のう(<全部ダイナシだ)
幼い少年のこいでいる自転車にはサイドミラーがついていた。安全上の理由から取り付けているのであれば問題はない。
だが、彼の自転車についているサイドミラーは、本来つけるべき位置から水平に180°回転させた位置にあり、反射鏡がちょうど正面を向いていた。
ボクは彼とちょうど踏み切りをはさんで30mほど離れた位置で歩いていた。地形は踏み切りを底にしたすり鉢状になっており、距離が縮まったとしても太陽光がサイドミラーで反射され、ボクの眼球に当たる。
「なんかまぶしいと思ったらあの自転車か。」
「どうしたの?」
「鏡か何かが反射してる。」
「オレ背が高いから当たらないや。」
「お前、オレと同じ身長だろ。」
目の前に手のひらをかざして反射光をさえぎる。
「あ、石だ。」
いちいちとうるさい。
少年がボクの横を通り過ぎた瞬間に思い切り手を上げ、後頭部に当てた。
友人の肩が震えた。