はてなキーワード: 五感とは
例えば、部屋に入ったら火がメラメラ燃えてるのに気付いた、という場合。
最初に意識に上るのは火を見る視覚でも、音を聞く聴覚でもなく、焦げた匂いをかぐ嗅覚なんだそうだ。
「状況、ガス!」ってのは一番緊急性を要する事態だし、動物なんかも匂いを頼りに餌を探したり捕食者から逃れる事が多いんで、こういう事になっている、という理屈が一般的。人間の場合嗅覚自体は大幅に退化してるけどな。
どんなに美味そうな写真があろうとも、隣でカレーがいい匂いを立ててたらそっちに惹きつけられる、なんてのは常識だしな。本能に近い部分で処理される情報だからこそ、印象に強く残るのかもしれない、とそんな事を思う。
雰囲気を示す時に匂いに関わる単語がよく使われるのも、匂いと雰囲気を関連付ける思想が普遍的である事を示唆してる(「うそ臭い」「文化の香りがする」etc.)。
追記:"Smells Like Teen Spirit"なんて曲もあるな。要調査だが、欧米でもやっぱり雰囲気とは匂いなんじゃないかと思う。
試写会で見てきたよ。
舞台挨拶もあったが、蒼井優かわいいのな。やはり女優さんだな。和服よかった。
でも蒼井優もオダギリジョーも大森南朋も、みんな口が重い。というか気が重そう。なんか、あまりハッピーな感じではない。
最初は普段からこんな感じの人たちなんだろうと思っていたが、映画見て考えが変わった。
たぶんこれ、出演者には不本意な作品なんではないか。自信持ててないんじゃないか。
だって素直におもしろくないもん。
評価できるとこは世界観とか、よく出てて、神秘的な感じとかね。ああいうのは好きだった。
見入ってしまうシーンもあったんだけどね。役者の演技もよかったと思う。
でも全体的にだめだめ。試写会終わったときの観客の空気もあれれという感じ。
設定が説明不足な感は否めないので(その割に不要なシーンがある)、そこはマンガを読んでないとだめなのかも。
蒼井優が最初で、理解しようとするのではなく、五感で感じてくださいみたいなことを言っていて、ああなるほどねと思った。
そうとしか言えないかもしれない。
何度もここで書いてるのだが、婚約者が亡くなって3年目の命日が来ようとしている。正直、この時期になると辛い。
向こうの家族からは「いい人見つかった?」とか「貴方の元気な姿を見るのが私たちの喜びです」と言われている。
が、現実、彼女をつくってもやはりどこかで亡くなった彼女の事を出してしまい前に進む事が怖い自分がいる。
昨日も半年つきあった彼女と別れ話になった。原因は僕が亡くなった彼女の話をした際にひどく傷つたという。向こうから過去の彼女の話を聞きたいというので話したのだが・・。それ以降、何も彼女に言えなくなってしまった。
それと自分でも意識がない部分で彼女を傷つけていた事にひどく落ち込んだ。
常日頃、自分を客観視して、相手の気持を考えたいと意識している自分であったが、やはり無理であった。元々が自己本位な自分だからある意味仕方ないのかも知れない。
一緒に住もうとか「好きだよ」とか何度言われて自分も心の中でも好きなのに一歩踏み出せない現実。その現実から前へ抜け出そうとすればするほど過去の想い出が消えるのが怖くなってしまう。
(それは過去にも書いた)
忘れる事と想い出を秘めておく事が違う事だとは自分でも解っているのだが、無意識の自分がそうはさせてくれないようだ。
前へ向け、前進しなくちゃいけない、過去に囚われるな、未来から逃げちゃいけない逃げちゃいけないんだ!と自己暗示を何度かけたか。
その都度にやはりあの彼女の最期を看取った光景や彼女と遊びに行った場所、空気、肌触り、声、感触。自分の五感に残る全てがフラッシュバックしてくる。
それを記憶から忘却させる事ができない、かと言ってそれを忘れなければ前進できない。
幸いにも今、半年つきあった彼女は精神カウンセリング資格ももっており言葉を聴くと癒される。
ありがたい・・・。
未だに思い出します。
晴れ渡った2月の青空にお父さんが愛娘への想いと闘病を懇々と語ったあの空の青さと春めいた一陣の風が吹いていた時の事を。