はてなキーワード: セイントオクトーバーとは
とにかく僕はどうしようもなく、オタクであった
それは別に良いんだけど、重度のコミュ障・非コミュだったのは辛かった
他人を思いやる能力と、他人に興味を持つ能力の2つが、欠けているのだ
彼女なんてできるはずもなく、友達もいない
好きなアニメはセイントオクトーバー
どこにでもいる26歳の童貞だ
たしかに正反対なのかもしれない
ちらほらいる、モザイクのかかってない子は
とてつもなく可愛かった
まず、電話で予約をした
こういう事務的な会話・コミュニケーションには一切緊張しない
淡々とそつなくこなすことができる
これはありがたい
少しでも、アドリブ的要素、友好的要素、非事務的要素が出ると、
とたんに何を話せばいいか分からなくなって
相手の言ってることも理解できなくなるのだが
「はいお電話ありがとうございます、○○○です」
「お客様は会員様ですか?それとも新規様ですか?」
「初めてです」
「どなたをご指名ですか?」
「ユメさんをお願いします、17時から一時間で」
「ありがとうございます、ただいまユメちゃんの確認をしますので暫くお待ちください」
「はい」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お待たせいたしました、17時から1時間でユメちゃん、ご予約可能です」
「ではお願いします」
「当店コースの方ございまして、A夜這いコース B痴漢コース C恋人コースとありますが」
「Cで」
「ではCコース承りました。オプションはどうなさいますか?」
「では4番の制服で」
「かしこまりました、では17時の一時間前に、もう一度この番号へお電話いただけますか
またその後、当店のご説明をさせていただきますので、30分前にはお店へお越しください」
「わかりました、失礼します」
お金を無駄にしたくなかったので、顔出ししてる女の子を選んだのだ
それがユメだった
ネットで検索すれば、本当に何千人という数の女の子から、自分の好みの子を選び出せる
途中で別のお店の客引きに出くわした
客引きなんてしたら、そのお店の評判が下がるんじゃないだろうか、といらぬ心配をした
お店の受付で予約していた旨を伝えると、待合室に案内された
ここで僕はびっくりした
待合室には男が4人いたのだが、
みんな気持ち悪いのだ
なんというか、生理的に受け付けない人がそこにいた
全員がタバコを吸っていた
髪の毛がくしゃくしゃで、ホームレスと競馬場にいそうなおっさんを掛けて平方根のような感じの人たちだ
そして、みんな高齢だった
全員が40代以上なのは確実だった
僕は20代である
異様な雰囲気だったが、お店の中には、アルバム帳が置いてあった
アルバムをめくってみる
面食いの僕が言うのだから間違いなかった
これは僕には衝撃だった
僕は当初、風俗嬢というのは、キャバクラライクな矢島美容室みたいなのを想像してた
が、実際は図書館とか本屋が好きそうな女子高生、という感じだった
(もちろん、いかにもな感じの子もいるけど)
受付に呼ばれ、説明を受け、代金を支払う
明朗会計この上なかった
ネットカフェであらかじめ印刷しておいた、風俗情報サイトの割引券も使えた
全部で17000円
「ホテルはこちらで手配してます」
「すみません、このあたりの地理に疎くて、ホテルの場所とか分からなさそうなんですが」
「その点はご心配ありません、お店を出て5秒で着きます、ここをこういってください」
「近っ!」
「その際、この紙をお渡しいただければ、通常より安く入れます」
といって紙を渡される
なんだかパチンコ屋と、商品交換屋のような分離体制だ
そこはいろいろ事情があるんだろう
つづきあります
ムービーも男声も歌もなしの省エネ版エロゲ。単純ノベル型でゲーム性はない。シナリオは人間と魔物との交流を描いたちょっといい話系。ホラーコメディと評されるがホラーの要素は皆無。ただしヒロインは動く人形だったり幽霊だったりする。「表面は死化粧でつくろったが中身は腐ったまま」のゾンビ女とセックスするシーンもあって想像するとちょっと恐怖かもしれない。もっとも絵柄はセイントオクトーバーのきぃら〜☆そのまま(ら~☆きぃ名義)なのでグロさはない。
音楽は古典ホラーを意識した編成。曲数は少ないが作りこまれている。低予算ものにありがちな、ピアノとストリングス適当に鳴らしときゃいいんだろ、みたいなチープ感はない。
文章は下手。厨房臭い。笑いどころがオタネタばかりだったり。フォント処理の汚さも手伝って、読み進めるのがだんだん苦痛になる。シナリオも良くない。主人公は何をなすにつけ周囲に流されまくり、特に母親への依存が際立っているので、読者によってはイライラしてくるだろう。