俺は神奈川で、とある店舗を経営してる。
今でこそ店のおっちゃんだが若かりしきころは小説家を志す文学青年だった。
そんな俺には小さな自慢がある。
大昔、奇特にもある出版社が俺の本を出してくれたのだ。
もちろん、ひどく売れなかった。
打ちひしがれた俺は夢を諦め家業を継ぐことにした。
その本は俺の店の片隅にひっそりと置かれている。
ときおり何気なしに手を伸ばして本を読み出すお客さんを見るのが少し嬉しい。
Permalink | 記事への反応(1) | 12:06
ツイートシェア
いい話やん