家に引きこもるのは今でもできる。
話をするのはあの頃にしかできなかった。
振り返れば、それが青春という時の正体だった。
私が他人に興味を持つなんて滅多なことではないのだから、その心に素直に従うべきだった。
家にゲームがあるなどと吹聴して、ゲームセンターの番人をやっている場合ではなかった。
みんな、私ではなく、ゲームが楽しくて、家にやってきていたことに気づくべきだった。
人間的興味や結びつきではなく、単に、ゲームがしたいから、家に来ているだけの人々に囲まれていたことに気づくべきだった。
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