あれは中学二年の頃だった。
図書館で複数の本を借りたが、返却期限まで五日を切ってもまだ読んでいない本が一冊あった。
その本を読み始めてすぐ、私はインフルエンザにかかった。
熱でうなされながら、私は本を開いた。
長い長いトンネルを、子供の幽霊達が歩いている。なぜこんな場所にいるのかわからないまま。幽霊は一人、また一人と消えていく……。(うろ覚え)
頭痛がして、私は本を閉じた。
よりによってインフルエンザにかかっている時に読むような本ではなかった。
あの本はなんというタイトルだったのだろう……。
と思って調べたら、すぐに見つかった。クリフ・マクニッシュの「ゴーストハウス」
読む気はない。
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