怒りをコントロールせよと言われる。
しかし、怒りは正しさだ。
怒りを忘れるということは、己が正しいと思うことを捨てることだ。
それは本当に正しいのだろうか。
良い呼吸のコントロールは、逆説的だが「呼吸を忘れること」だ。
呼吸を意識すると、無意識の呼吸が出来なくなるやつ、怒りの呼吸はあれだ。
怒り、怒鳴りたい気持ちが呼吸を力ませる。それを抑えようとするとさらに力んで意識が持っていかれる。
呼吸のコントロールが難しくなった時は、逆に「呼吸を無意識に任せる」ことを最優先にする。
もちろんこれは簡単なことではないが、呼吸をコントロールしようと力むよりは幾分か楽になる気がする。
お試しあれ。
ピアノの先生によく言われてたよ、「いい演奏をするには呼吸をコントロールしなさい」とか。 ピアノの練習以外に走り込みも課されていて厳しい先生だったなぁ。 でもコンクールでは...