2022-02-01

anond:20220201120515

恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす

声はすれども姿は見えぬ 君は深山のきりぎりす

様とわしとは焼野の桂 蔓は切れても根は切れぬ

岩の清水は底から湧くが 様の心も底から

吉野川には鮎が住むかよ わしの胸にはこいが住む

こなた思えば照る日が曇る 冴えた月夜が闇となる

はいみじき闇こそ良けれ 忍ぶ姿の顔見えず

紅葉焦がるる色とは聞けど 末の落葉を誰か知る

死なば諸共 稼がば共に 乞食するとも二人連れ

およそ世間にせつないものは 惚れた三字に 義理の二字

泣くも焦れるも塞ぐもおまえ 機嫌なおすも またおまえ

嫌なお客の親切よりも 好いたお方の無理が良い

舟板一枚 怖くはないが 舌の二枚が恐ろしい

信州信濃の新蕎麦よりも 私ゃおまえのそばがよい

記事への反応 -
  • https://anond.hatelabo.jp/20220130195853 私は元増田じゃないのだが。 短歌は情緒的だったり陶酔的だったりするのが多い気がして苦手なのだけど、 ブクマ見てたらこれいいなというのが結構あ...

    • 短歌や俳句に比べるとワンランク低く見られているような気がするが 人生の深みを垣間見せるような名作が少なくない とっさに出てきたのは高杉晋作の 三千世界の烏を殺し主と朝寝が...

      • 恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす 声はすれども姿は見えぬ 君は深山のきりぎりす 吉野川には鮎が住むかよ わしの胸にはこいが住む 様とわしとは焼野の桂 蔓は切...

      • 明けの鐘 ゴンとなる頃 三日月型の 櫛が落ちてる 四畳半 作者は知らない

      • 加茂川の浅きこころと人には見せて夜は千鳥でなきあかす 立田川無理に渡れば紅葉が散るし渡らにゃ聞こえぬ鹿の声

      • 松になりたや有馬の松に 藤にまかれて寝とござる

      • 三千世界の鴉を殺し 主と朝寝がしてみたい

      • 👴「アキの密林は大雨だった…」 👧「エッチなじいじ、きらい!」

      • 先走り 集めて早し 三こすり半

      • 一度でいいから見てみたい 女房がヘソクリ隠すとこ

      • やまのアケビはなにみてひらく下のマツタケみてひらく かわいいもんだよ和菓子屋の娘まめをつぶすとあんという

        • マツタケ方が成長するのではなくアケビ方が反応して開くところに光を感じる。

      • 橋の上から ビチ糞垂れりゃ 下の鰌は 卵とじ マンコしながら 固グソすれば どれがマラやら クソじゃやら 日光和楽踊 https://note.com/chingtongsing/n/ncad73f5de5b0 これはひどい

      • うちの亭主とこたつの柱 なくてならぬがあって邪魔

      • 信州信濃の新蕎麦よりも、あたしゃあなたのそばがいい

      • かわいそうだよズボンのおなら右へ左へ泣き別れ

      • 酒も飲まずに 煙草もやらず 百まで生きた 馬鹿がいる

      • 砂と言う字を分析すれば、石が少々混ざってる

      • 色は思案のほかとは言えどシアンは色の名前だろう 『色は思案のほかとは言へどこれも前世の縁であろ』のパロで好き

    • 鶏頭の十四五本もありぬべし/駄作か名句かで論争が起きたという。俳句かっこいいけど難しいよね

    • ピストルがプールの硬き面にひびき 山口誓子

    • 淡水へはらわた返す泳ぎ去れと 階段が無くて海鼠の日暮かな 白魚のまぼろしや傘ひらくとき 銀河系のとある酒場のヒヤシンス 唐辛子そこまで向きにならずとも 橋閒石はいいぞ。

    • チン嗅ぎに  鼻先近づけ      全集中

    • 蛸壺や はかなき夢を 夏の月

    • ピストルを極彩色の天に撃つ

    • 若さとはこんな淋しい春なのか

    • 恋猫と語る女は憎むべし

    • 咳をしても一人 自由律俳句 俳人 尾崎放哉の句

    • かもめ來よ天金の書を開くたび 三橋敏雄 蛤も虹も虫扁砂吐かす 伊藤白潮 夜長人わけても活字拾ふ人 高橋睦郎 にんげんはもういやふくろうといる 石牟礼道子 闇汁の杓子を逃げし...

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