2022-01-27

牛丼哀歌

俺は阪急園田駅で降りた

今日残業が長かった

行きたかった店も暖簾を片付けていた

仕事は単調でつまらない

改札を抜けエスカレーターに乗り

束の間の安らぎを感じる

最寄の牛丼屋で牛丼味噌汁を頼む

牛丼には七味と生姜を山ほど

味噌汁にも七味を山ほど振りかける

たいして辛くも無いが見た目はい

飲み終わった味噌汁の底に

反射した疲れ切った俺

変に歪んだ顔は俺の人生のようだ

こうしてまた今日が終わる

明日もその次も同じ日々が続く

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