2021-03-02

1996

受験を終えた時期だったのでソワソワしながら、友だちと待ち合わせをした繁華街に向かった。

外は軽く雪が降っていたので、傘をささず、溶けきっていない雪の上で滑らないように慎重に歩いた。

街頭のモニターにはヒット曲ループしていて、globeDEPARTURESが流れていた。

「たびだちの日はなぜか 風が強くて」という歌詞が耳に残った。

降り続く雪、旅立ちの日。想いを寄せる「あなたはいなかったが、悪くはないと思った。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん