2020-07-08

千と千尋の神隠し』を観ると、いつも『雪国』を思い出すんだ

千尋家族は、廃墟?を抜けて異世界に逝くじゃん?

そのシーンを観てると、いつも川端康成の『雪国』を思い出すんよ。

国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国だった

日本人、あるいは世界中の人たちかもしれんが、トンネルとかそういうものを潜り抜けると異世界に行く、という構造物語を好きなのかもしれんな。

いや、もちろん雪国のほうは異世界ではないんやけど。

ところで、『雪国』の二文目は、夜の底が白くなったという文章なんだが、これ、ほんまにすごいと思うわ。

夜の底、白い。もうパッとこの情景がイメージできるもんな。すごい表現や。

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