夜中、体に圧迫感を感じて目が覚める。
4歳の娘が布団の中心に陣取っている。
昼間、「夜中にお父さんの布団に入らないように、お母さんが隣にいるでしょ」と言っておいたのに、わざわざ別室で寝てる俺の布団に入ってくる。
時計を見ると午前3時。4歳児なんて体温も高いので、密着されたら寝られない。
しょうがなく、妻子が寝る寝室で娘が寝ていた布団で寝つく。
空が白み始めたころ、小1の息子の声がする。「あ、お父さんだ、一緒に寝よっと」
今度は隣で寝てた息子が布団に入ってくる。
息子が寝付いた後、俺は息子の布団に移動し、ようやく安住の地を見つけるが、寝不足のまま目覚まし時計に起こされる。
俺の布団で寝てる娘を起こすと、走って自分の布団に戻って寝ようとする。
起こしにいくと、「おかあさんがいい」とかほざく。
むかついたのでおなかをめくり無精ひげを押し付けてやった。
幸せじゃん