今朝のちょっとした雨の中、ベビーカーを押すために傘を断念したわたしはコートのフードで補おうとした。
両手が塞がった状態では視線を遮るように落ちてくるフードを何度も避けることが億劫だ。
仕方なしにわたしは背筋を伸ばし顎を上げるようにして少しでも視界が広がるように努めた。
こうしてわたしは見事、著名映画でも幾度となく見られるような悪玉が見下す様子を完成させたのだ。
漆黒のコートに身を包み道行く人々を見下しながらベビーカーを押していたのはわたしだ。
解明。あいつらちょっと見えづらかっただけ。
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