わーわーぎゃーぎゃー、喚き立てれば立てるほど観衆は面白がるが、それと同時に観衆の輪は広がり、喚いている女からの距離はどんどん大きくなる。
まるで、酔っ払い暴れているホームレスを見ていた野次馬が、ホームレスが放つすえた匂いに辟易として後ずさるように。
それでも女は、わーわーぎゃーぎゃー喚くことを止めようとはしない。そうすることでしか女は自分の存在意義を見出すことができないからだ。
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