覚えているだろうか。その日のつぶやきはなぜああだったのか。また、移りゆく季節の中で、心動かされることがたびたびあるから、この不思議なつぶやきの正体になんら疑問を抱かなかった増田は、ある日、洞窟沿いの断崖に立つ不気味な老人の姿を見て、「幽霊だ」、と。
その日から兄はしきりに「幽霊が見える」と言うようになった。 夜寝ていると長い髪の女が覆いかぶさってくる。 痴女ではなさそうだ。兄はきっとこの家に幽霊がいるから出ていきたいのに決まってるのさ。
Permalink | 記事への反応(0) | 14:25
ツイートシェア